おしゃべり大好きの製作秘話【自作ボードゲーム作成裏話】

喫茶店で楽しめるボードゲーム「おしゃべり大好き」

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こんにちは。にゃんべえです。

今回は以前作成したボードゲーム「おしゃべり大好き」の製作日記を書いていきます。

おしゃべり大好きってどんなゲーム?

喫茶店や飲み屋で楽しめるボードゲームです。他の人に気が付かれないように、自分の決めたキーワードを5回言うことが出来れば勝ちです。

おしゃべり大好きのルール

・まず会話のテーマを一つ決めます。名刺を一枚配ります。

・それぞれのプレイヤーは4文字以上の言葉(名詞)を決め、名刺の裏側に記入します。

・会話中にさりげなくその言葉を5回言うことが出来れば勝ちです。

・その言葉を一度言うごとに名刺を90度回転させていきます。

・5回目にその言葉を言うときは名刺をひっくり返して勝利となります。

・他の人にその言葉を言われるか、プレイヤーが自分だけとなったら負けです。

制作秘話

ここからは制作についての話をしていきます。

①ゲーム作成のきっかけ 「コンセプト」

僕はボードゲームの制作の際にゲームのコンセプトを明確にしてからゲーム作成に着手するようにしています。

元々、ボードゲームは家でしかゲームを行うことが難しいです。外で気軽にボードゲームをやることができないかなと思ってゲームを考え始めました。さすがに外といっても路上でゲームをするのは難しいので、喫茶店(ドトールコーヒーなど)で二人で出来るゲームにしようと考えました。

(そのためゲームの内容についてはドトールコーヒーで一人でノート片手に考えていました。)

②外(喫茶店)で気軽にゲームをやるためにはゲームで使うサイズを考えなければならないです。大きなサイズのカードを用いるゲームはできないのです。

通常のボードゲームを喫茶店でやろうとすると、どう考えても迷惑になってしまうので、迷惑にならないサイズのものを使おうと考えました。そこで考えたのが名刺サイズのカードでした。名刺ならば喫茶店で出しても迷惑にならず、印象も悪くなりません。名刺を1枚出すだけならば喫茶店で出しても迷惑にならないと考えました。

③そこで、名刺サイズのものを使ってゲームを考えようと思いました。名刺サイズでゲームを考えようと思ったときに、最初に思いついたことが会話型のゲームでした。逆に使える道具が少なかったため、会話をメインにするゲームにせざるを得なかったのです。とはいえ、喫茶店は適度な会話を楽しめる場所でもあるので、「喫茶店で行うボードゲームというコンセプト」と「会話をメインとするゲーム」はとても相性が良かったです。

ゲームの詳細を考案

「喫茶店で行うボードゲームというコンセプト」「名刺サイズのカードを1枚だけ使う」「会話をメインとするゲーム」という所からゲームを考えました。

次に考えたことは、喫茶店で二人で会話をしている時に会話を弾ませたいと考えました。元々僕自身が喫茶店が好きで、他の人と話をすることが好きなためです。基本的に喫茶店は会話を楽しむ場所だと思っているので、そこで会話を弾ませるためにはどうすれば良いかを考えました。そこで思いついたのは特定のキーワードを自分で言わなければならない状態にすること、もしくは特定のキーワードを相手に言わせることを考えました。

テストゲーム

まずは特定のキーワードを自分でいうことについて考えました。まずは深く考えず5回先にキーワードを言った方が勝ちというルールに設定しました。これは名刺を回す時に90度ずつ回すことがわかりやすかったためです。

次に、相手に自分のキーワードを言われたら負けというルールを追加しました。自分一人ではこのゲームが面白いかわからなかったので、テストゲームをすることにしました。しかし、会話型ゲームなので自分一人でゲームを進めてもテストゲームができませんでした。そこでまず、知人に特定のキーワードを5回先に言った方が勝ちというゲームをやろうと提案しました。

知人(30代男性)はあまり乗り気ではなかったものの、テストプレイに手伝って貰いました。テストゲームはラーメン屋さんの待ち時間で行いました。

初期では相手に特定のキーワードを先に言われたら負けというルールにしていました。

テストゲームを複数回していくうちに欠点がいくつか見つかりました。

一つ目の改善点として、「オウム返し」が強すぎました。相手の言ったことを復唱すればよいのです。盲点でした。この「オウム返し」で負けなくするために、相手に特定のキーワードを言われたら負けではなく、当てられたら負けというルールに変更しました。

二つ目の改善点で、似たような言葉をどうするかで細かくゲームを修正しました。

「煮タマゴ、タマゴ」作戦です。「煮タマゴ」と「タマゴ」を同じものとカウントされると強すぎてしまうのです。そのため「煮タマゴ」と「タマゴ」は別のものとカウントすることにしました。また同様に「ボードゲーム、ゲーム」も違うものです。

言葉は一字一句同じでないと違うものというルールを追加しました。

名刺を90度回転させてから出ないと次の言葉がポイントにならないこと、いつ名刺を回転させても良いことは、自然とルールが決まりました。ここは特に揉めませんでした。

またこのゲームの運が良かった点はゲームの根幹である「特定のキーワードを相手にわからないように5回言う」というゲームの基本ルールについてはほとんど試行錯誤することがなく、すぐに定着出来てかつ、ゲームとしてとても面白かった点です。

何気なく決めた5回という数字は絶妙なゲームバランスでした。細かいゲームバランスの調整はあったものの、ゲームの基本的な部分はほとんど考えることなくすぐに決めることができたのは運が良かったとしかいえません。

ゲーム制作(名刺制作)

ゲーム内容についてほぼ完成した段階で、次のステップに進むことにしました。

名刺の作成です。名刺の作成なので名刺作成サービスをgoogleで検索しました。非常にメジャーなビスタプリント様にて名刺を作成することにしました。

次に名刺(ゲームカード)に書き込む内容を考えました。極端なことを言えば、このゲームは口頭で説明するだけでゲームが出来ます。名刺は必要ではありません。

しかし、名刺があった方がゲームはやりやすいと思いました。そこについて考えました。その際、最も書かなければならないことはゲームのルールの説明でした。そこでゲームのルールを名刺の片側に書くことにしました。

イメージキャラクター

もう片側はブログのイメージキャラクターを書くことにしました。ブログを書いてると友達に話をしたらブログ用のイメージキャラクターを描いてくれました 。

下の画像がブログのイメージキャラクターの「にゃんべえ」です。

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めっちゃ可愛く書いてくれてうれしかったです。

僕のブログのメインターゲットは25~35歳くらいの男性なので、その人たちが好きそうな飲み物、「ビール」をイメージに用いました。

あと、ビールだけだとよくわかんないので、可愛い猫も一緒に描いて貰いました笑

その二つを合わせてお酒が大好きな「のんべえ」の「にゃんこ」という二つのキーワードを合体させて「にゃんべえ」と命名しました。

やっぱりこの画像可愛いと思います。

描いてくれた人は、趣味で絵を描いている友達です。本格的な絵を描いてくれたのでビックリしました。(絵を描いてくれた友人にお仕事の依頼をしたい場合は、僕まで連絡を頂けたら嬉しく思います。)

にゃんべえは今もブログのイメージキャラクターとして活躍中です。

完成したゲームについて

まずは表側。名刺の表面はブログ名「にゃんべえの遊びのコツ」とキャッチーなイメージキャラクターをメインに仕上げました。

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そして、裏側。裏側がゲームになっています。f:id:iimak02:20180213191443j:image

名刺の作り方の詳細

今回こちらの名刺はビスタプリント様にて作成しました。費用は200枚で2000円程度です。一枚10円くらいです。期間は一週間程度でした。(ビジネス用の名刺作成サービスを利用して作成しました。)

前々からブログ用の名刺が欲しいと思っていたので、「おしゃべり大好き」はブログ用の名刺とボードゲームとしての利用の両方で役に立っています。

僕自身は初対面の人と会う機会が多いので、自分のブログや趣味を説明するためのアイテムとしてこの「おしゃべり大好き」はとても役に立っています。

また、今回の「おしゃべり大好き」ではURLやブログの説明を記載するのはやめました。書かなくてもgoogleで検索すれば自分のブログはすぐに出てくるためです。

特に「おしゃべり大好き」としてゲームを楽しむ際に、ゲームに集中できないと思ったので止めました。純粋に「自分のブログの宣伝目的」よりも「ゲームを楽しんでもらいたい」と思っためです。

名刺としての「おしゃべり大好き」の活用

今までは初対面の人に趣味でボードゲームをやったり、ボードゲームを作成していると説明しても中々理解をしてもらえませんでした。

一般的に言われているボードゲームは「人生ゲーム」等の子供向けのゲームであって、大人用のボードゲームは一般人にはとにかく知名度が低いのです。そのたびにリアル脱出ゲームや人狼ゲームのような感じだよと説明してきました。

そこでこの名刺の出番です。名刺さえあれば自分のやっていることを一瞬で説明できます。そして、ボードゲームが面白いと感じてもらえればブログを見て頂けます

また余談ですが、この記事を読んでいるほかのブロガーさんはブログ用の名刺を作った方が良いと思います。ブログ用の名刺を持っていると重宝する機会が多いと思います。プライベート用の名刺ってあると思ってる以上に便利だと思います。

特に自分のブログに専門性のある方は名刺を作ると自分の趣味の説明もしやすいので一石二鳥だと思います。

 

またボードゲームを作っている方は、簡単でシンプルで出来る自分を紹介する用のゲームがあると良いと思います。そうすれば他の人に自分がどんなジャンルのボードゲームを作っているのか説明しやすいと思います。

お喋り大好きの失敗点

自分で作成しておきながらですが、おしゃべり大好きはゲームとして完成度が高く良くできていると思います。ゲームとしての面白さなどは、市販品のゲームと比べてもさほど負けていません。我ながら良いゲームを作ったなと驚いています笑

ただ、いくつかの欠点や課題がありましたので、その点について説明させて頂きます。

失敗点①このゲームを世に出すことが出来なかったこと

元々、完成したゲームはゲームマーケット2019春にて販売予定でした。

しかし、残念ながらどうしても外せない諸事情(本職の仕事)の都合でゲームマーケットは辞退をせざるをえませんでした。

ゲームマーケット出展の際には「おしゃべり大好き」と下記に記載している「スゴウデ結婚相談所」を販売する予定でした。辞退してしまい本当に残念でした。

ちなみに「おしゃべり大好き」は1セット100円にて販売する予定でした。

大量に作成して、安く販売して、色んな人に遊んでもらおうと思っていただけに心残りがあります。

失敗②ゲームカード自体に文字を書き込まないといけない

ゲーム自体に書き込まないといけないので使いまわしができない点です。これは非常にネックです。

ボードゲームを購入する側にとっては何度も遊べないのは痛手かなと思います。実際のところ、複数回遊ばなかったとしても、使い切りのゲームって明らかに遊びにくいと思います。だから、販売するのは難しかったかもしれません。今のところ化粧箱(ボードゲームを入れる箱)も作る予定ないです。

ただ、ゲームカード自体に文字を書き込まないといけない点については、スマホとかに文字をメモしておけばそれだけで解決できた問題ではあります。

まとめ

実はおしゃべり大好きはまだ在庫がたくさんあります。

無料で良いので遊んでみたいという方はご連絡を頂ければお譲りします。

それではまた。

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