卓球のラバーには数多くの種類があります。
その中でも表ソフトラバーは、ラバーの種類によって性能が大きく変わるラバーです。
そのため、表ソフトラバーを使用する選手は、それぞれの表ソフトの性能や種類を理解することにより、自分のプレーに活かすことが出来ます。
この記事ではVICTASから発売されているVO103のレビューをまとめました。
VO103とは
VO103はVICTASからは発売されているスピード系の表ソフトラバーです。
縦目の表ソフトラバーで、粒の高さはやや高めに設計されています。
性能としてはスピード系表ソフトからやや変化系よりの性能のラバーで、スポンジにはテンションが入っています。
スポンジはやや硬めで、ほどよく弾みます。
そのため表ソフトラバーの中では、スピード、変化、安定感のバランスの取れた性能を持っていますが、最低限の回転を掛けることも可能なラバーです。
特徴
- 粒の形状とスポンジ:
- 粒の高さがやや高めで、スポンジもやや硬めです。この設計により、スピードと変化のバランスが取れています。
- 粒の高さがやや高めで、スポンジもやや硬めです。この設計により、スピードと変化のバランスが取れています。
- 弾みとナックル:
- 弾みは適度で、比較的ナックルボールがでやすいラバーです。全体的にバランスの良いラバーかつ、ナックルが出やすい性能なため、シェークのバックハンドに向いています。
- 弾みは適度で、比較的ナックルボールがでやすいラバーです。全体的にバランスの良いラバーかつ、ナックルが出やすい性能なため、シェークのバックハンドに向いています。
- 回転性能:
- 回転は掛かるものの、回転を主体としたプレースタイルには向いていません。回転を掛けることも可能ですが、スピードとナックルボールの出しやすさに重点が置かれています。
- 回転は掛かるものの、回転を主体としたプレースタイルには向いていません。回転を掛けることも可能ですが、スピードとナックルボールの出しやすさに重点が置かれています。
- 攻守のバランス:
- 攻守のバランスを大事にする選手に向いており、自分から打っていくことも可能でありながら、ナックルボールも出しやすいです。
- スピード、変化、コントロール:
- スピード、変化、コントロールの三大要素をバランスよく追求しており、安定感のあるプレーが可能です。
リンク
他のラバーとの比較
- VO101およびVO102:
- VO103はVO101とVO102の中間的な性能を持ち、一般的なスピード系の表ソフトとしての特性があります。VO101に近い特性を持ちながら、ナックルボールが出やすいです。
- スペクトルシリーズ:
- VO103はスペクトルS1にテンションが少し掛かってスピードが出るバージョンといった印象です。スペクトルS1より弾みがあり、モリストSPほど回転は掛からないといった感じです。スペクトルS3と似たラバーです。
適したプレースタイル
- 男子のシェークバック表の選手:
バランスよくナックルボールを出しつつ、スピードのあるプレーを好む選手に向いています。回転も掛けようと思えば掛けられるため、状況に応じた多様なプレーが可能です。スポンジがやや硬めのため、男子選手に特に適していると思います。
まとめ
VO103は、縦目の表ソフトラバーの中でもスピード、ナックルボールの出しやすさ、コントロールのバランスが良いラバーです。
攻守のバランスを大事にする選手に最適であり、スピード系表ソフトの特性を活かしつつ、ナックルボールで相手を惑わせるプレースタイルに向いています。
VO101やVO102の中間的な性能を持ち、スペクトルシリーズの良さを引き継ぎながらも弾みを強化したラバーとして、VO103は一度試してみる価値があります。
スピードと変化をバランスよく活かしたい選手におすすめです。
この記事が参考になれば幸いです。
リンク
コメント