ティモボルALCは、バタフライから販売されている人気のアウターカーボンラケットです。
スピードとコントロールのバランスが良く、両ハンドでドライブを打っていく中級者~上級者に向いています。特に、木材やインナー系ラケットからステップアップし、初めてアウターカーボンラケットに挑戦したい選手にもおすすめです。
一方で、初心者の1本目としては少し扱いが難しく、木材やインナー系のラケットから変更した場合には慣れが必要になります。
この記事では、ティモボルALCの性能をレビューし、特徴や向いている人、デメリット、合うラバーについて詳しく紹介します。
ティモボルALCを購入するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
ティモボルALCの基本性能・スペック
ティモボルALCは、バタフライという有名な卓球メーカーが作っているラケットです。
このラケットは、世界的に有名な卓球選手ティモ・ボルの名前がつけられています。
このラケットには、アリレートカーボン(ALC)という特別な素材が使われています。
ティモボルALCは、木材の5枚合板にアリレートカーボン2枚が外側に含まれています。
ALCは、柔らかさと弾力を併せ持つ特殊素材です。
ティモボルALCの基本的なスペックは以下の通りです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | バタフライ |
| タイプ | 攻撃用シェーク |
| ブレード構成 | 木材5枚合板+アリレート カーボン2枚 |
| ブレード厚 | 5.8mm |
| ブレードサイズ | 157×150mm |
| 平均重量 | 87g |
| 反発特性 | 11.8 |
| 振動特性 | 10.3 |
| グリップ | FL・ST・AN |
| 価格 | 19,800円(税込) |
一般的にカーボンが含まれているラケットは、木材ラケットと比べて球離れが早く、扱いにくいと感じる場合がありますが、ティモボルALCは比較的扱いやすいラケットになっています。
これにより、パワーとコントロールのバランスが非常に良いラケットとなっています。
ティモボルALCは両ハンドでドライブ攻撃をしていく中級者~上級者に向いているラケットです。
2008年の発売以降も販売されている、バタフライを代表するALCラケットの一つです。
ティモボルALCの性能をレビュー
アリレートカーボン(ALC)の打球感|ALCによる適度な硬さと球持ち
ALCは、しなやかさと反発力をあわせ持つ特殊素材です。
このALCがラケットに内蔵されていることで、木材のみのラケットよりもラケットの反発力が高くなり、スピードが出やすくなります。
ドライブの威力を出すためにカーボンラケットに挑戦する選手は多いですが、カーボンラケットは扱いが難しく使用を断念してしまう選手も多くいます。
しかし、ALCはしなやかさがあるため、打球にスピードを出しながら扱いやすさも残しやすいのが特徴です。
それによりカーボンラケットは使いこなせないけれど、アリレートカーボンラケットは使えるという選手もいます。
また、ALCには振動減衰性に優れるアリレートが使われているため、強い反発力だけでなく、しなやかさも持っています。
とはいえ、カーボンラケットのため、打球感は硬く威力のあるドライブを打ちたい選手に向いています。
ドライブは比較的弧線を描かずに直線的に威力のあるボールを打つことができます。
引き合いになるとドライブのボールの威力がかなりあるので、相手を押し込むことができます。
ティモボルALCはやや硬めのラケットですが、適度な柔らかさがあります。
アウターカーボンのラケットは、木材ラケットやインナー系のラケットと比べると球離れが早い傾向があります。そのため、強打をした時のドライブに威力は出ますが、台上技術のコントロールや、安定して回転を掛ける事が難しいラケットが多いです。
しかし、ティモボルALCはアウターカーボンラケットの中でも過剰な弾みを抑えられており、若干の球持ちがあるため扱いやすいラケットに調整されています。
そのため、自分でボールをコントロールする感覚が残っています。
ティモボルALCはカーボンラケット特有のスピードと、球持ちの良さによるコントロールや回転の掛けやすさが両立しています。
そのため、ティモボルALCはアウターカーボンラケットの中でも扱いやすく、人気のあるラケットに仕上がっています。
ドライブ|スピードとコントロールのバランスが良い
ティモボルALCは、アウターカーボンの中では扱いやすいラケットで、回転も掛けやすくスピードの出るラケットです。
ティモボルALCは、スピードとコントロールのバランスが非常に良いです。
強打をしたときにはしっかりとしたスピードが出ますが、軽く打つときにはボールをコントロールしやすいです。
このため、さまざまな技術に対応しやすいラケットです。
ブロック・カウンター|相手の強打に押されにくい
木材ラケットと違いラケットがある程度硬いため、相手選手に打たれた時のブロックやカウンターでは、打ち負けずに威力のあるボールで対抗することができます。
カウンターも威力のある球を打つことができます。
しっかり打球できる技量があれば、ブロックやカウンターの安定性は木材ラケットより高いと思います。
台上技術|アウターALCとしては扱いやすい
ティモボルALCはアウターカーボンラケットのため、木材ラケットやインナー系のラケットと比べると球離れが早く、台上技術は最初はやや難しく感じる場合があります。
一方で、アウターカーボンラケットの中では比較的扱いやすく、慣れてくれば回転も掛けやすく、台上技術もコントロールしやすいラケットだと思います。
ティモボルALCに向いている人
中級者~上級者の選手
基本技術がしっかり身についている中級から上級者の選手に向いています。
特に、木材ラケットからカーボンラケットにステップアップしたい選手に最適です。
アウターカーボンラケットの中では扱いやすいラケットになりますが、卓球を始めて最初に使用するラケットとしては、おすすめしにくいラケットです。
今まで木材の5枚合板か7枚合板ラケット、インナーカーボンのラケットを使用しており、さらに威力の向上やレベルアップのために『ティモボルALC』を選択するのが良いでしょう。
木材5枚合板ラケットからの移行もスムーズに行いやすいラケットで、基本技術が身についてきた中学生や高校生の2本目や3本目のラケットとしてもおすすめです。
両ハンドでドライブを多用する攻撃型のプレーヤー
ティモボルALCはスピードとパワーが特徴のため、両ハンドで強力なドライブを多用する攻撃型のプレーヤーに向いています。
スピードとコントロールのバランスが良いため、前陣から中陣でのプレーが得意な選手に最適です。
初めてアウターカーボンラケットを使いたい選手
初めてアウターカーボンラケットを使用する選手にとって、ティモボルALCは扱いやすい選択肢です。
アウターカーボンラケットの中では比較的コントロールしやすく、スピードと回転のバランスが良いため、アウターカーボンの感触を試したい選手に適しています。
初めてカーボンラケットを使用する選手にとっては、『インナーフォースレイヤーALC』などのインナーカーボンラケットの方が扱いやすい場合が多いため、ティモボルALCの購入はある程度カーボンラケットに慣れてからの方が良いでしょう。

ティモボルALCのデメリット・注意点
価格が高い
ティモボルALCは高品質なラケットであるため、価格が高めです。
初心者や予算が限られている選手には手が届きにくいかもしれません。
ただし、ティモボルALCは2008年から販売が続いている定番ラケットなので、長く使用するラケットとして選ぶのであれば候補になります。
初心者の1本目にはおすすめしにくい
ティモボルALCは、アウターカーボンラケットのため、ある程度の技術が必要です。初心者や初めてラケットを購入する選手には、少し扱いが難しいかもしれません。
まずは木材ラケットやインナーカーボンラケットから始めるのが良いでしょう。
木材・インナー系からの移行には慣れが必要
ティモボルALCは、特殊な素材と構造を持っているため、慣れるまで時間がかかることがあります。
初めて使うときは、スピードや反発力に驚くかもしれませんが、徐々に慣れてくると、そのパフォーマンスを最大限に引き出すことができるようになります。
インナーカーボンのラケットと違い、初めてカーボンラケットを使用する選手にとっては、なかなか扱いにくい可能性があります。
特に木材ラケットやインナー系ラケットから変更した場合は、最初は球離れの速さに慣れが必要になると思います。
弧線を重視したドライブを打つには練習が必要
ティモボルALCはアウター素材のラケットなので、木材ラケットやインナー系のラケットと比べると球離れが早く、ドライブの弾道も直線的に感じる場合があります。
相手選手のドライブに対してカウンターやブロックではラケットの反発が活かしやすいですが、自分でドライブを打つ際に、台に収めるには技量が必要です。
そのため、スピードよりも球持ちやドライブの弧線を重視する選手は、インナーカーボンや木材ラケットの方が扱いやすい場合があります。
ティモボルALCに合うラバー
ティモボルALCはアウターカーボンの中では扱いやすいラケットなので、比較的どのようなラバーにも合いやすいです。
ティモボルALCのスピードを活かしながら、球持ちや回転性能を補えるスピン系の裏ソフトラバーが合わせやすいです。
テナジー05|回転とスピードを両立した王道の組み合わせ
特にテナジー05と相性がよく、回転、スピードともに高いレベルのドライブを打つ事ができます。
王道の威力のあるドライブを中心としてプレーしたい選手におススメです。
ロゼナ|扱いやすさを重視する選手におすすめ
ティモボルALCのスピードを活かしながら、扱いやすさや安定感を重視したい選手にはロゼナもおすすめです。
テナジー05よりも扱いやすいため、初めてティモボルALCを使用する中級者や、ミスを減らしながら安定したドライブを打ちたい選手に合わせやすいラバーです。
ディグニクス05|より高い性能を求める上級者向け
ティモボルALCの性能をさらに引き出したい上級者には、ディグニクス05も選択肢になります。
回転性能が高く、前陣から中陣でのドライブやカウンターを重視する選手と相性が良く、より威力のある両ハンド攻撃を目指す選手におすすめです。
ティモボルALCのレビューまとめ
ティモボルALCは、アウターカーボンラケットの中でも扱いやすく、スピードとコントロールのバランスが非常に良いラケットです。
中級者から上級者の選手や、両ハンドで強力なドライブを多用する攻撃型のプレーヤーに最適です。
特に、木材ラケットからステップアップしたい選手や、初めてアウターカーボンラケットを使用する選手におすすめです。
しかし、価格が高めであることや、初めてのラケットとしては扱いが難しい点には注意が必要です。
ティモボルALCは、適切な技術と経験を持つ選手にとって、卓球のスキルをさらに向上させるための強力な武器となるでしょう。
この記事が参考になれば幸いです。

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