中級者必見!インナーフォースレイヤーALCの特徴と選び方

卓球は、より高いレベルを目指すためには、適切なラケット選びが非常に重要です。

そこで、特に中級者以上の選手に注目してほしいのが「インナーフォースレイヤーALC」というラケットです。

このラケットは、プロや上級者に人気があり、卓球のスキルアップに役立つ特別なラケットです。

特に、カーボンラケットの良さを試してみたいけれど、初めてのカーボンラケットとして選びたい選手に最適です。

この記事では、インナーフォースレイヤーALCの特徴や使い方、向いている人、そしてそのデメリットについて詳しく紹介します。

これからの卓球ライフに役立つ情報をお届けするので、ぜひ最後までお読みください。

 

目次

インナーフォースレイヤーALCとは

インナーフォースレイヤーALCは、バタフライという有名な卓球メーカーが作っているラケットです。

このラケットには、アリレートカーボン(ALC)という特別な素材が使われています。

インナーフォースレイヤーALCは、木材の5枚合板にアリレートカーボン2枚が内側に含まれています。
ALCは、柔らかいけど弾力がある素材で、ラケットの内側に入っています。

これによって、ボールをしっかりと受け止めつつ、素早く返すことができます。

一般的にカーボンが含まれているラケットは、球持ちがあまりよくないため回転がかけにくいといった欠点がありますが、インナーフォースレイヤーALCは比較的扱いやすいラケットになっています。

その理由としては、インナーフォースレイヤーALCは、柔らかめのカーボンであるアリレートカーボンを搭載し、内側にアリレートカーボンを使用しているためです。

それにより、木材ラケット特有の扱いやすさを兼ね備えつつ、アリレートカーボンによってスピードが補えるといった両方のメリットを搭載したラケットになっており、中級者以上の選手にとって人気のあるラケットになります。

『インナーフォースレイヤーALC』は、王道の人気ラケットで、比較的クセが少なくどの選手にも扱いやすいラケットです。

インナーフォースレイヤーALCの特徴

①アリレートカーボン(ALC)をラケットの内側に使用

ALCは、打球時の感触が柔らかくて、ボールをよく掴むのに役立ちます。

これによってボールをしっかりコントロールしやすくなります。

そのため、他のカーボンラケットに比べて、球離れが遅く、安定感のあるドライブが打ちやすいです。

また、ALCが振動を吸収するため、手への振動が少なく、快適な打球感があります。

長時間プレーしても手が疲れにくいです。これにより、長時間の練習でも快適にプレーできるため比較的扱いやすいラケットになります。

ラケットの内側にカーボン層があることで、打球時の安定感が増します。
これにより、コントロールしやすい打球が可能になります。

このラケットはボールをコントロールしやすいので、狙った場所にボールを打ちやすいです。
特に、技術を身に付ける段階では、コントロールしやすいラケットが役立ちます。

また、扱いやすさだけでなく、カーボンラケットであるため、強打をした時はスピードが出やすいことも特徴です。

柔らかい打球感と良いコントロール性のおかげで、ボールに回転をかけやすいです。
これにより、サーブやドライブで相手のミスを誘う回転をかけることができます。

このラケットは、やりにくい技術がなく、ドライブ、ツッツキ、ブロック、台上プレー、カウンターなど全ての技術が安定し、高いレベルで返球が出来るラケットです。

ドライブは比較的弧線を描いて安定しやすく、前中陣で安定感のあるドライブを中心として攻めていきたい選手に向いています。

球持ちも良いためバックドライブも比較的安定します。

②スピードとコントロールのバランスが良い

ボールのスピードを出しやすく、同時にコントロールも良いという、二つの特徴を兼ね備えています。

比較的木材の感覚も残しているラケットのため、カーボンラケットの中ではストップやツッツキといった台上プレーや、ループドライブなどの技術もやりやすいラケットになります。

軽く打った時は木材の扱いやすさがあり、強く打った時は特殊素材で弾みを補ってくれて威力が出るといった印象です。

また、インナーフォースALCの重さは約88グラムで、中学生や高校生でも無理なく扱える重さです。重すぎず軽すぎず、バランスが取れています。

インナーフォースレイヤーALCに向いている人

①基本が出来ている中級者の選手

カーボンを搭載したラケットのため、基礎技術を確立した中級者以上の選手に向いています。

このラケットは、基本技術がしっかり身についている人の更なるレベルアップに向いています。
カーボンラケットの中では扱いやすいラケットになりますが、初めてのラケットでおすすめできるラケットではありません。

今まで木材の5枚合板か7枚合板ラケットを使用しており、さらに威力の向上やレベルアップのために『インナーフォースレイヤーALC』を選択する2本目や3本目のラケットとして選択するのが良いでしょう。

木材5枚合板ラケットからの移行もスムーズに行いやすいラケットで、中学生や高校生の2本目や3本目のラケットとしてもおすすめです。

②攻撃型のプレーヤー

スピードとパワーを活かした攻撃的なプレースタイルにぴったりです。

速い球離れは攻撃的なプレースタイルに向いており、相手を崩すための強力なショットが打ちやすくなります。
ラケットに安定感と攻撃力が両立できているため、相手ドライブに対するカウンターもしやすいラケットです。

③スピンを多用する選手

ボールのホールド感が良いので、スピンをたくさんかけたい選手に適しています。
安定したドライブを中心として、プレーを組み立てたい選手に向いています。

プロ選手だと石川佳純選手のような戦型を目指す選手に向いています。

 

インナーフォースレイヤーALCのデメリット

①初心者にはコントロールするのが難しい

このラケットは木材の合板ラケットに比べると球離れが早いため、基本がまだの初心者には扱いにくいです。

初心者には、ボールが飛びすぎてコントロールが難しくなり、自分の思った通りに打つことが難しくなります。

弾みが少ないラケットの方が、ボールをしっかりとコントロールする感覚を身につけやすいです。
初心者には木材5枚ラケットをおすすめします。

②球離れが速い

カーボンが含まれているため、木材ラケットと比べると打球感が硬くなります。

硬い打球感のラケットは、ボールがラケットに当たった瞬間の感覚が短く、初心者には回転をかける感覚やボールをしっかり掴む感覚をつかみづらくなります。

インナーフォースレイヤーALCは、カーボンラケットの中では球持ちがよく扱いやすいラケットですが、はじめてのラケットとしてはあまりおすすめできません。

柔らかい打球感のラケットの方が、これらの感覚を身につけやすいです。

中級者以上の選手でも、カーボンラケットのフィーリングに合わない選手もいます。その場合には、5枚合板や7枚合板の木材ラケットをおすすめします。

インナーフォースレイヤーALCに合うラバー

このラケットはどのラバーにも合いやすいですが、ロゼナやテナジー05などの回転、スピード、扱いやすさのある王道ラバーが合わせやすくオススメです。

回転と安定感を重視した、王道のドライブ型としてプレーをすることができます。

これらのラバーを組み合わせることで、回転とスピードのバランスがよく、ミスもしにくい安定したプレーが出来るようになります。

 

 

まとめ

「インナーフォースレイヤーALC」は、中級者以上の卓球選手に特におすすめのラケットです。

アリレートカーボン(ALC)が使われており、柔らかい打球感と優れたコントロール性が特徴です。

これにより、ボールをしっかり掴みながらも、スピードとパワーの両立が可能になります。特に攻撃的なプレースタイルやスピンを多用する選手に最適です。

ただし、初心者には球離れが速く、扱いが難しいかもしれません。

基礎がしっかり身についている選手や、木材ラケットからの移行を考えている選手にとっては、よりレベルアップを図るための良い選択となるでしょう。

このラケットを使うことで、安定したドライブや強力なショットが可能になり、卓球のスキル向上が期待できます。より上手くなって試合で勝ちたい選手には、自信を持っておすすめできるラケットです。

この記事が参考になれば幸いです。

 

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