大人が初めて卓球を始めるならコレ!初心者に最適なラケットとラバーの選び方

卓球のラケットには数多くの種類があります。

卓球のラケットは似ていますが、初心者に向いているラケットと、上級者に向きラケットのラケットがあります。

そのため、自分に向いていない種類のラケットを使用すると上達の妨げになってしまいます。

この記事では、大人になってから卓球を始める方向けにおすすめのラケットを紹介します。

結論としては、「水谷隼メジャー」と「ロゼナ(厚)」と「ケア用品」のセットがおすすめになります。

 

目次

1.ラバー張りラケットはおすすめしない

まず最初に、卓球を本格的に楽しむためには、遊び用ではなく、しっかりとした道具を使うことが大切です。

最初からラバーが貼ってあるラケット(ラバー張りラケット)をおすすめしない理由を説明します。

ラバーの貼り替えができない

ラバーは消耗品なので、定期的に貼り替える必要があります。

最初からラバーが貼ってあるラケットは、ラバーが固定されていて交換ができません。そのため、ラバーが劣化すると、ラケット全体を買い替える必要があります。

ラケットとラバーは別々に購入することが一般的です。

ラケットやラバーの性能が低い

ラバー張りラケットはレクレーション用として作られているため、ラケットの木材やラバーの質が競技用のものよりも明らかに劣ります。

上達の妨げになりますし、卓球の本来の楽しさや技術を十分に体験することができません。

ラバー張りラケットではプロ選手や上級者の選手が行っているような回転を掛けたり、ビックプレーをすることはできません。
競技用の道具を使うことで、正しい技術を身につけることができ、卓球をより楽しむことができます。

本格的に卓球を楽しむためには、最初からラバーが貼ってあるラケットではなく、自分でラケットとラバーを選んで使うこと強くをおすすめします。

これによって、道具を長く使え、より良いパフォーマンスを発揮できるようになります。

2. ラケットのタイプ

卓球ラケットには「シェークハンド」と「ペンホルダー」の2種類があります。

・シェークハンド
ラケットを握手するような形で持つラケットです。
現在はシェークハンドラケットがメジャーなラケットとして使用されています。

・ペンホルダー: ペンを持つような形でラケットを握ります。
フォアハンドで強打を打ちやすい特徴がありますが、バックハンドでの強打が難しいデメリットがあります。

シェークハンドとペンホルダーでは、一長一短がありますが、この記事では現在使用している選手が多いシェークハンドラケットのおすすめを紹介します。

3. ラケットの素材

卓球のラケットは、「数種類の木材にて作られている合板ラケット」と、「カーボンなどの特殊素材が入っているラケット」があります。

2種類のラケットについての違いは下の通りです。

  • 木材ラケット: 球持ちが良いためコントールがよく、回転を掛けやすい。
  • カーボンラケット: 球離れが早くボールのスピードが速くなるが、コントロールが難しい。

初心者には合板ラケットの中でも特に「5枚合板ラケット」がオススメです。

卓球を始めたばかりの初心者が5枚合板ラケットを使うメリットはいくつかあります。

以下にその主なポイントをまとめます。

1.コントロール性能が高い
5枚合板ラケットは、一般的にコントロール性能が高く、初心者がボールを打つ際に正確にコントロールしやすいです。これにより、基本的な技術の習得がスムーズになります。

2.打球感が良い
5枚合板ラケットは、打球感が柔らかく、ボールの感触が手に伝わりやすいです。これにより、ボールの飛び方や回転のかかり具合を直感的に理解しやすくなります。そのため5枚合板ラケットを使用した方が上達が早くなるケースが多いです。

3.安定した弾み
5枚合板ラケットは、弾みが適度で安定しています。これにより、ミスショットが少なくなり、ラリーを続けやすくなります。特に、基礎練習を重ねるうちに自信を持ってプレーできるようになります。

4.球持ちが良い
5枚合板のラケットは特殊素材を使用したラケットと比べて、ラケットでボールを打った時にラケットで球を持つ時間が長いです。そのため、球持ちのよい5枚合板のラケットはドライブを打つ時に回転を掛けやすいというメリットがあります。

5.価格が比較的安い
5枚合板ラケットは、他のラケットと比べて比較的安価なことが多いです。これにより、初心者でも手軽に始められ、予算内で道具を揃えやすくなります。(1万円以内のラケットが多いです。)

6.多様なプレースタイルに対応
5枚合板ラケットは、ドライブを中心とした攻撃的なプレーから、ブロックなどの守備的なプレーまで、幅広いプレースタイルに対応しやすいです。これにより、初心者が自分のプレースタイルを見つけるのに役立ちます。

7.基礎技術の習得に最適
初心者が卓球の基本技術を習得する際、5枚合板ラケットの柔らかい打球感とコントロール性が役立ちます。これにより、正しいフォームや打ち方を身につけやすくなります。

まとめると、5枚合板はコントール性能が高く安定感があり、回転を掛けやすい初心者向きのラケットになります。

そのため、基礎技術を習得して上達するためには5枚合板のラケットがおすすめです。

また、特殊素材入りラケットは、反発が強くなり、打球が速くなる特徴がありますが、その代わりにコントロールすることが難しいです。

上級者やプロ選手は特殊素材入りのラケットを使用するケースが多いですが、特殊素材入りのラケットはドライブが安定して掛けれるようになり、プレーの上達した後の2本目もしくは3本目のラケットとして購入するのがよいでしょう。

4.初心者のラケット選びの基準

1.弾みすぎないラケットを選ぶ
初心者には、弾みすぎないラケットがおすすめです。

弾みすぎるとボールが自分の思った通りに飛ばなくなり、コントロールが難しくなります。

弾みが少ないラケットを使うと、自分でしっかりとボールをコントロールする感覚を身につけやすくなります。(特殊素材の入っていない「5枚合板」がベスト!)

2.木材のみの柔らかめのラケットがベスト
ラケットの材質は、木材のみで作られたものを選びましょう。

木材のみのラケットは、打球感がやわらかく、ボールがしっかりとラケットに乗る(球持ちが良い)ので、回転をかける練習に最適です。
(5枚合板はやわらかめのラケットになります。)

3.軽いラケットを選ぶ
重すぎるラケットは、操作が難しく、肩や手首を痛める原因になります。

軽めのラケットを選ぶことで、初心者にも疲れにくく、長時間の練習でも扱いやすくなります。

4.柔らかいラバーを選ぶ
ラバーは柔らかめの裏ソフトラバーを選びましょう。

柔らかいラバーは、ボールがしっかりとラケットに食い込み、コントロールがしやすくなります。また、回転をかける感覚もつかみやすいです。

5.なぜ初心者は弾むラケットはダメなの?

弾みすぎるラケットは、ボールが勝手に飛んでいってしまい、自分でコントロールする感覚が身につきにくくなります。

その結果、全身を使って正しいフォームで打つことが難しくなり、手打ちになってしまいます。
また安定してボールを空いてコートに打つことが出来ないため、プレーも安定せず試合で勝ちにくくなってしまいます。
まずはコントロール重視のラケットが卓球を楽しむためにも、プレーの上達のためにもおすすめです。

弾むラケットは自分の力で相手コートに安定して強打を入れれるようになった後に、更なるスピードアップのために弾むラケットを選びましょう。

6. グリップの形状

ラケットのグリップにはいくつかの形状があります。

  • FL (フレア): 一般的な形状で、握りやすく、安定感がある。
  • ST (ストレート): グリップがまっすぐで、回転をかけやすい。
  • AN (アナトミック): 人間工学に基づいた形状で、握り心地が良い。

グリップの形状については、自分の握りやすいラケットを使用するのが良いと思います。
(フレアが初心者に一番人気があります。)

7. ラバーの種類

卓球用ラバーには「裏ソフト」「表ソフト」「粒高」などの種類があります。

まずはそれぞれのラバーについて説明します。

・裏ソフトラバー
ボールに強い回転をかけやすく、スピードも出るラバーです。一般的に最も使用されており安定したプレーができます。初心者に最もおすすめです。

・表ソフトラバー
表面に低い粒が並んでいるラバーです。表ソフトラバーはボールとの接触面積が少ないため、相手の回転の影響を受けにくいです。そのため、スマッシュを中心とした速攻プレーに向いています。

・粒高ラバー
守備が中心のラバーです。表面に高い粒が並んでいるラバーです。
打球時に粒が変形するため、相手の回転を逆方向に掛けて返球することが出来る特殊なラバーです。

それぞれラバーは消耗品のため数カ月に一度の張り替えが必要です。

初心者には、フォア側、バック側の両方に裏ソフトラバーを張ることがおすすめです。

いきなり表ソフトラバーや粒高ラバーを張ると、変なクセが身についてしまい、上達の妨げになる可能性があります。
まずは裏ソフトラバーを使用して、上達するにしたがって表ソフトラバーや粒高ラバーを選択するようにしましょう。

8. ラバーの厚さ

ラバーの厚さは、「薄」「中」「厚」「特厚」の4種類があります。

  • 薄・中: コントロールしやすいが、威力が出にくい。
  • 厚・特厚: ボールの威力が出やすいが、コントロールが難しい。

初心者には、コントロールと威力のバランスが取れた厚のラバーがおすすめです。

中だと弾みがすぐに物足りなく感じ、特厚だと初心者には弾み過ぎてしまうためコントロールが難しいためです。

上達するにしたがってスポンジの厚さを厚くしていきましょう!

9.初心者向けおすすめラケット

バタフライ コルベル
評価: 打球感 5.0、スピード 4.0 (5段階中)

球持ちが良く、コントロールしやすい。人気のある5枚合板のラケットです。

適度な重さで安定感があります。扱いやすいラケットです。打球感がよく、使用している木材が柔らかいため球持ちがよいです。

打球時の球持ちの良さから回転を掛けやすいラケットのため、初心者がこれから上達するのに向いています。

初心者にとてもおすすめのラケットですが、欠点はやや重いということです。
男性におすすめのラケットで、長く使えてコストパフォーマンスの良いラケットです。


バタフライ 水谷準メジャー
評価: 打球感 5.0、スピード 4.0 (5段階中)

水谷隼が監修した初心者向けの5枚合板ラケット。
日本一の卓球メーカーのバタフライ社がオススメする初心者向けのラケットです。

コルベルと木材の種類が似ていますが、コルベルよりも軽いのがメリットです。

5枚合板で打球感もよく、初心者がこれから基礎技術を身に付けるために向いているラケットです。女性におすすめのラケットです。




この二つ以外にも、特殊素材の入っていない5枚合板ラケットが扱いやすく初心者におススメです。

人気の価格が高い特殊素材入りのラケットは威力が出ますが、上級者向けのラケットです。

これから卓球を始める初心者の選手は、5枚合板ラケットの方が上達が早く初心者に向いています。

初心者向けおすすめラバー

バタフライ ロゼナ
評価: 回転 4.0、スピード 4.0 (5段階中)

上級者向けに引けを取らない高性能ラバー。回転もかかりスピードも出るラバーで、安定感があります。クセがなく使いやすいことも特徴の一つです。
上級者に上達するまでずっとロゼナを使い続けても問題のないスペックのあるラバーです。



YASAKA マークV
評価: 回転 3.0、スピード 3.5 (5段階中)

ロゼナほど回転は掛かりませんが、扱いやすくスピードも出るラバーです。
初心者が始めて使うラバーに向いています。
値段が安いところもメリット大です。


まとめ

これらのラケットとラバーは、初心者が卓球を楽しみながら上達するのに最適です。自分に合ったものを選び、卓球を楽しんでください!

この記事でオススメしている「水谷隼メジャー」と「ロゼナ(厚)」と「ケア用品」が既にラケット貼ってあるセットが下記リンクより購入できます。よろしければどうぞ。

(こちらの商品はラバーが既に貼ってありますが、ラバーを交換して使用できる競技用のラケットになります。)


ラケットケースがないタイプもあります。


この記事が参考になれば幸いです。

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