現在、卓球のメインの戦型はシェークハンドのドライブ型です。
多くの選手が裏ソフトラバーを使っていますが、初心者にはどのラバーを選ぶべきか迷うことも多いと思います。
ロゼナは、初心者に扱いやすい中学生、高校生に人気のラバーです。
この記事では、「ロゼナ」の紹介と寿命について説明します。
ロゼナってどんなラバー?
ロゼナ(Rozena)はバタフライ(Butterfly)から販売されているテンション系の裏ソフトラバーです。
スピード、スピン、コントロールのバランスが良く、多くの選手に人気があります。
特にドライブが得意で、弧線が安定しやすく、初心者でも威力のあるプレーがしやすいです。
ロゼナの特徴
①使いやすさ
ロゼナはとても扱いやすいラバーです。
フォア打ちをすると、すぐにその性能の高さが分かります。
普通に打つだけでボールに少し上回転がかかり、軽いドライブのような感覚になります。
②スプリングスポンジとトレランス
ロゼナには「スプリングスポンジ」という技術が使われており、ボールをしっかりとキャッチして反発力を生み出します。
また、トレランス(寛容度)も高く、多少のミスショットでもボールが相手コートに収まりやすいです。
③ドライブが得意
ロゼナは特にドライブが得意なラバーです。中級者以上の選手が使うと、その性能を最大限に引き出せます。
フォア面に厚~特厚のロゼナを貼ると、ドライブ攻撃がしやすくなります。
④コントロール性能
ロゼナはコントロール性能と威力のバランスが良く、打った打球にクセが少ないため、安定して相手のコートに入りやすいラバーです。
コントロール性能が非常に高いため、ラリーの安定感が抜群です。
⑤やや柔らかめのラバー
ロゼナは少し柔らかめのラバーなので、どんなプレーでもやりやすいです。
これから卓球の基礎技術を身につけたい人にとって、上達がしやすいラバーです。
⑥ブロックとカウンター
相手の強いショットに対しても、ロゼナは安定したブロックが可能です。
また、カウンターも比較的安定して打つことができます。
ロゼナの寿命について
ロゼナを2ヶ月使い続けた感触について、以下のように感じました。
ラバーの滑りやすさ
新品のラバーは指でこすったときにしっかりシートが掴んでくれる感触があります。
しかし、2ヶ月使い続けると少し滑るような感じがしてきます。
実際に打球し、ドライブを打った時には多少違和感を感じます。しかし、まだシートが寿命まで到達していないため、引っ掛かりがあり、回転をキチンと掛ける感触がありました。
(普段のインパクトの強さや回転のかけ方によって寿命は大きく変わるため、私の使用感になります。)
いつも入っている球が入らなくなってくると、ラバーを交換する時期だと思います。
ラバーの交換頻度
プレイヤーの練習時間や実力によって異なりますが、私は、ロゼナの交換は大体2~3ヶ月程度で交換をしています。
フォア側の方が強打をする関係上、ラバーの寿命は短くなり、バック側の方がラバーの寿命は長い傾向にあります。
一般的な卓球ラバーの寿命の目安
- 練習頻度が週1回の場合: 約半年
- 練習頻度が週2回の場合: 約3ヶ月〜4ヶ月
- 練習頻度が週5〜7回の場合: 約1〜3ヶ月
ただし、インパクトの強さや回転のかけ方、練習時間によって寿命は大きく変わります。
おおまかな目安として捉えてください。
強打に威力のある選手の方がラバーの寿命は短くなる傾向があります。
ラバーの寿命に影響を与える要因
- 使用頻度: 練習や試合で頻繁に使用するほど、ラバーの寿命は短くなります。
- プレースタイル: 回転を多用するプレースタイルや強い打球を多く打つ場合、ラバーの摩耗が早くなります。
- 保管状況: ラバーを使用しない時は、湿気や直射日光を避け、専用の保護シートを使って保管すると長持ちします。
ラバーの寿命が近づくサイン
- 表面の摩耗: ラバーの表面が滑らかになり、回転がかかりにくくなる。
- 弾力の低下: ボールを打った時の反発力が弱くなり、打球感が鈍く感じる。
- ひび割れ: ラバーの表面にひび割れが発生する。
卓球ラバーの寿命を延ばすためには、適切なメンテナンスと保管が重要です。以下の方法を参考にしてください。
定期的なクリーニング
- 専用クリーナーの使用: 卓球ラバー専用のクリーナーを使って汚れや埃を取り除きます。練習や試合後に毎回クリーニングすると良いでしょう。
保護シートの使用
- 保護シートを貼る: ラバーの表面を保護するために、使用後に保護シートを貼ります。これにより、ラバーの表面が乾燥やほこりから守られます。
保護シートの有無はラバーの寿命に大きく関わるため、確実に保護シートを付けるようにしましょう。
適切な保管
- 直射日光を避ける: ラケットを直射日光に当てないようにします。紫外線はラバーの劣化を早めます。
- 湿度管理: 高湿度の場所を避け、乾燥した場所に保管します。湿気はラバーの性能を低下させることがあります。
- 温度管理: 極端な高温や低温を避け、適度な温度で保管します。
真夏に外にラケットケースごと放置すると、熱によってラバーを痛めてしまいます。
高温な場所、直射日光は出来るだけ避けましょう。
ラバーの交換サイクルを考える
- 定期的なチェック: ラバーの状態を定期的に確認し、劣化が進んでいる場合は早めに交換します。特に大会前には、新しいラバーに交換することを検討します。
専用ケースの使用
- ラケットケースに保管: 使用しないときは、ラケットを専用のケースに入れて保管します。これにより、ラケット全体が外部の影響から守られます。
まとめ
ラバーの寿命は個々のプレーヤーの状況によりますが、適切なメンテナンスと保管を行うことで、ラバーの性能を長く維持することができます。
自分のプレースタイルや練習頻度に応じて、適切なタイミングでラバーを交換することが大切です。
この記事が参考になれば幸いです。
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