卓球のラバーには数多くの種類があります。
その中でも表ソフトラバーは、ラバーの種類によって性能が大きく変わるラバーです。
そのため、表ソフトラバーを使用する選手は、それぞれの表ソフトの性能や種類を理解することにより、自分のプレーをレベルアップすることが出来ます。
この記事ではNittakuから発売されているモリストSP AXを使用した場合のレビューをまとめました。
モリストSPAXの特徴
モリストSP AXはNittakuから発売されているテンション内蔵の回転系表ソフトラバーです。
モリストSP AXは、モリストSPとは全く違う種類の表ソフトラバーです。
VO102やブースターSAと似ているラバーで、良く弾み、表ソフトの中では表ソフトの中では非常に掛かる表ソフトです。
VO>102やブースターSAとそれほど大きな違いはありません。
モリストSP AXは裏ソフトと表ソフトの中間のような性能のため、今現在、裏ソフトを使っている人がモリストSPAXに変えても難なく使えます。
裏ソフトから表ソフトに移行しようと考えている人にもおすすめです。
裏ソフトのように打ちながら表ソフトの感覚にも慣れることができます。
スポンジはやや柔らかめです。ペン表の選手には使用しやすく、ほぼ裏ソフトのように感じられます。
モリストSPAXでは、よく回転の掛かる回転系表ソフトであるため、表ソフトらしいナックルブロックやミート打ちが打ちにくいです。
安定性と柔らかさ
モリストSP AXはテンション内蔵のために良く弾みますが、過剰に弾むわけではありません。
また、ボールを持つ感覚があるので比較的コントロールしやすいです。ただし、表ソフトの中では相手の回転の影響は受けやすいので注意が必要です。
モリストSP AXで打った打球は弧線を描きやすくは非常に安定しています。ブースターSAよりも安定する印象です。
しかし、回転系表ソフトであるためナックルボールは普通にブロックしたら出ません。そのため、上から抑えるようなブロックなどで意識的にナックルボールを出す必要があります。
モリストSPAXは柔らかく、ブースターSAよりも柔らかい印象です。そのため、ストップやフリックもやりやすいです。
弾みと使いやすさ
モリストSP AXはそこまで弾むわけではなく、適度に弾みます。
自分が打ちやすいラバーですが、相手も取りやすいです。
ドライブは引っ掛かりが良く、綺麗な弧線を描くボールが打てます。威力はやや抑えめで、スポンジは柔らかめです。非常に回転を掛けやすいため表ソフトラバーを使用して回転をかけたい選手に向いています。
モリストSPAXはスポンジが柔らかく、回転が掛かるため、打球に安定感があります。
コントロールを重視したい選手に向いています。
回転やコントロールに優れており、特にサービスやツッツキ、ドライブなどの回転系技術がやりやすいです。
シェークバックハンドでの使用
モリストSPAXはほとんど裏ソフトのような感覚で使えます。
特にバックハンドで使用した際には、ツッツキがしっかり切れ、下回転に対してのドライブもしっかりと持ち上がります。
引っかかりはあるが、裏ソフトよりも回転の影響を受けにくいのでレシーブもやりやすく、ブロックもさほど神経を使う必要がありません。
まとめ
モリストSPAXは、非常に回転の掛かる表ソフトラバーです。
スポンジが柔らかいため使いやすさや安定性にも優れています。
しかし、ナックルボールやミート打ちが難しい点もあります。
自分のプレースタイルに合ったラバーを選び、上達を目指しましょう。
この記事が参考になれば幸いです。
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