【卓球】ペン表選手におすすめなラバー【スピード系表ソフトのスペクトルS1】

ペン表選手はラバーに悩みますよね。

裏ソフトほどではありませんが表ソフトラバーも多くの種類があり、VO>102のような回転系表ソフトラバー、伊藤美誠選手が使用しているモリストSPのようなスピード系表ソフトラバー、アタック8のような変化形表ソフトラバーなどがあります。


私もラバーごとにどういう特徴があるのか、プレーがどのように変わるのかわからなくて非常に悩んでいました。

私の経験からスピード系表ソフトで悩んだらスペクトルS1がオススメです。


スペクトルはスピード系表ソフトの代名詞であるため、ボールが非常に弾んで使い勝手が悪い印象を持つかもしれませんが、実際は違います。
スピード系表ソフトラバーの中でも弾みが適切であり、フォア、ショート、台上、サーブのバランスに優れ、非常にボールのコントロールをしやすいラバーです。

スペクトルを使用していると自分のやりたいプレーと打ったボールが合っている感覚があります。

この記事ではスペクトルを使用した感想を書きましたので参考にして頂けると嬉しいです。

目次

そもそもスペクトルS1ってどんなラバー?

・粒の配列は縦目で、粒の大きさは中粒
・スピード系表ソフトラバー
・非テンション系の高弾性ラバー
・とてもバランスの良いラバー
・高弾性ラバーなのでミート打ちは十分に威力出る
・テンション系に比べるとやや飛びは少ないが、スポンジが厚ならばミート打ちで十分に打ち抜ける威力が出る
・初心者からプロレベルまでオススメ出来るラバー

・中国のトップ選手のカットマンも使用している

・以前は「スペクトル」という名前のラバーでしたが、「スペクトルS1」に名前が変わりました。

※スペクトルはVICTASへの移行に伴いパッケージが変わりました。

スペクトルS1の使用した感想

ここからは5枚合板のWFSミッドを使用し、表面にスペクトル厚、裏面にテナジー05FXを使用した際の感想になります。

〇フォアハンド
フォアハンドはテンション系のスピード系表ソフトラバー、例えばVO>101やモリストSPと比較してとても安定します。
理由はスペクトルが高弾性のラバーであり、過剰に弾み過ぎず、適度な弾みのためです。
ボールを非常にコントロールしやすいため、ミート打ちのミスが減ります。また自分でミスをした時にもボールを自分の力でコントロールできるため、なぜ自分でミスをしたのかが把握しやすいです。
ただし、ドライブで攻撃した場合にハイテンションの回転系ラバーに比べて威力が出にくいのはやや欠点になります。

〇ショート
スピード系表ソフトラバーのスペクトルは質の高いナックル性ショートを出すことができます。

また、ショートに変化をつけやすいこともメリットです。

ドライブを上から押さえつけてナックルショートにしたり、強く下に切ってカット性のショートにしたり、ボールの勢いを殺して手前に落としたり、強く押してプッシュ性ショートにしたり、サイドスピンショートにしたりと幅広くショートの選択肢を持つことができます。

変化をつけたショートで相手のミスを誘い、繋ぎや甘いドライブに対してはフォアでカウンターするという展開が良いと思います。カウンターは相手のボールの回転を受けにくいため精度が高くやりやすいです。

逆に、ショートのボールのスピードがやや遅いので待たれて打たれると苦しいです。
他にも、相手のドライブに対してショートでブロックして振り回す時は、ボールにスピードないため追いつかれる可能性があります。
コントロール性に優れるラバーなのでただ単調な返球にならないようにコースを突いたり、変化ショートで対応することをお勧めします。

〇台上
台上プレーはかなりやりやすいです。
ツッツキ、ストップ、フリック、どれを取っても非常にやりやすいラバーです。
それは相手の回転の影響を受けにくく弾みも適度のためであり、ボールを非常にコントロールしやすいラバーになります。

〇サーブ
スペクトルS1は意外とサーブ切れるのが特徴です。

対戦相手に「スピード系表ソフトラバーなのに、こんなに切れてるの?」といった印象を持たせることができます。


スピード系表ソフトラバーのため相手のボールの影響を受けにくい代わりに、サーブの時には意外と切れるのがスペクトルの良いところです。

〇その他
合わせるラケットは5枚合板、7枚合板のどちらでも良いと思います


5枚合板なら相手の攻撃を変化ショートで止めてカウンターをしていくタイプ、7枚合板なら自分からどんどん攻めていくタイプになると思います。

スピード系表ソフトのスペクトルに合わせるラケットは、日本式ペン5枚合板ならWFSミッド、日本式ペン7枚合板ならアクアブレード、中ペンの5枚合板ならアルスノーバがオススメです。

参考に、昔のトップ選手は、バーミンガムという5枚合板にスペクトルを組み合わせて使用していました。
私はWFSミッドにスペクトル厚を組み合わせて使用しています。

ペン表の選手は基本的には表ソフトラバーで、「サーブ」「フォアハンド」「ツッツキなどの台上プレー」「バックショート」などの全ての技術を行わなければなりません。

そのため、使用する表ソフトラバーは攻撃力も大切ですが、それよりも様々な技術を行う事のできる扱いやすいラバーであることが重要であると思います。

スペクトルS1は、今流行りのハイテンション回転系表ソフトラバーに比べてやや弾みが弱いですが、総合的なバランスに優れる扱いやすいラバーです。

ペン表の入門者から上級者までおすすめ出来るラバーだと思います。

また、スペクトルS1は自分のイメージしているプレーと、実際に打ったボールが合っている感覚が持ちやすいです。この感覚は非常に重要で、なぜミスをしたのかが分かると卓球の上達の近道になります。

私自身、今までハイテンション系のラバーを使用していましたが、ハイテンション系ラバーは勝手に弾み過ぎてしまい、なぜミスをしているのかが分からない時が多々ありました。

高弾性ラバーであり、扱いやすいスペクトルを使用することで、自分のやりたいプレーと打ったボールが合っている感覚が持ちやすくなりました。

まとめ

今回は私も使用しているラバーであるスペクトルS1を紹介しました。


スペクトルS1は、スピード系表ソフトの中でも弾みが適切であり、フォア、ショート、台上、サーブのバランスに優れ、非常にボールのコントロールをしやすいラバーです。

この記事が参考になれば幸いです。

ペン表のラケットで悩んだらこちらの記事がオススメ⇒ペン表ソフト前陣速攻型にオススメのラバーとラケット

表ソフトラバーについての参考記事⇒ 回転系表ソフトとスピード系表ソフトと変化系表ソフトの比較

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