インナーフォースレイヤーALCは、バタフライから販売されている人気のインナーカーボンラケットです。
カーボンラケットでありながらボールをつかむ感覚があり、木材ラケットに近い扱いやすさと、特殊素材による弾みを両立しているのが大きな特徴です。
私としては、特に木材5枚合板や7枚合板を使っていて、
「もう少し威力が欲しい」
「そろそろカーボンラケットを使ってみたい」
という中級者におすすめしやすいラケットだと考えています。
軽く打ったときは比較的扱いやすく、強く打ったときにはALCによる弾みが出るため、安定したドライブを中心に攻めたい選手とも相性が良いです。
一方で、木材5枚合板と比べれば弾みや球離れは速くなるため、卓球を始めたばかりの初心者が最初の1本として選ぶラケットとしては、少し扱いにくい部分もあります。
この記事では、インナーフォースレイヤーALCの性能や特徴、向いている人、デメリット、ティモボルALCとの違い、合うラバーまで詳しくレビューしていきます。
インナーフォースレイヤーALCを購入しようか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
インナーフォースレイヤーALCの基本性能・スペック
インナーフォースレイヤーALCは、木材5枚合板の内側にアリレートカーボン(ALC)を2枚配置したインナーカーボンラケットです。
主なスペックは以下の通りです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| メーカー | バタフライ |
| タイプ | 攻撃用シェーク |
| ブレード構成 | 木材5枚合板+アリレートカーボン2枚 |
| カーボン配置 | インナーファイバー |
| ブレード厚 | 6.0mm |
| ブレードサイズ | 157×150mm |
| 平均重量 | 91g |
| 反発特性 | 10.7 |
| 振動特性 | 9.4 |
| グリップ | FL・ST・AN |
| 価格 | 16,500円(税込) |
一般的なアウターカーボンラケットでは、特殊素材を表面に近い位置へ配置することで、球離れの速さや高い反発力を出しやすくしています。
それに対してインナーフォースレイヤーALCは、ALCを木材の内側に配置しています。
そのため、弱い力で打ったときには木材ラケットに近いボールをつかむ感覚があり、強くインパクトしたときにはALCによる弾みを得やすいのが特徴です。
つまり、
「木材ラケットの扱いやすさは残したいけれど、もう少しスピードや威力が欲しい」
という選手に非常に合わせやすい設計になっています。
また、ALC自体も比較的マイルドな打球感を持つ特殊素材なので、カーボンラケットの中ではクセが少なく、木材ラケットからの移行もしやすい部類です。
ただし、メーカー公称の平均重量は91gあります。
極端に重いラケットではありませんが、軽量ラケットとも言いにくいため、両面に重めのラバーや特厚ラバーを貼る場合は、完成重量にも注意した方がよいでしょう。
インナーフォースレイヤーALCは、弾み・球持ち・コントロールのバランスが良く、インナーカーボンの王道ともいえるラケットです。
王道の人気ラケットであり、特殊素材ラケットの中では比較的クセが少ないため、特に中級者以上の選手には扱いやすいラケットだと思います。
インナーフォースレイヤーALCの性能をレビュー
インナーフォースレイヤーALCの大きな特徴は、球持ちの良さとカーボンによる弾みを高いレベルで両立していることです。
アウターカーボンほど球離れが速くなく、木材ラケットよりもスピードを出しやすいため、極端な性能ではなく全体的にバランスが取れています。
ドライブ、ブロック、カウンター、ツッツキ、ストップなど幅広い技術をこなしやすく、「特定の技術だけが突出してやりやすい」というよりも、苦手な技術が少ないラケットという印象です。
打球感・球持ち|インナーカーボンらしい柔らかさ
インナーフォースレイヤーALCは、カーボンラケットの中では比較的ボールをつかむ感覚が強く、球持ちの良いラケットです。
これはALCを表面付近ではなく、木材の内側に配置したインナーファイバー構造によるものです。
軽く打ったときには木材ラケットに近い感覚が残り、ボールがラケットに当たってすぐ飛び出してしまう感覚はそれほど強くありません。
また、ALCを使用していることで打球時の感触も比較的マイルドで、硬いカーボンラケット特有の強い打球感が苦手な選手にも扱いやすいです。
そのため、ドライブでボールをしっかりと持って回転をかけたり、ループドライブで弧線を作ったりする技術が比較的やりやすいです。サーブや台上でもボールをコントロールする感覚を出しやすく、回転を重視したプレーとも相性が良いです。
特にバックドライブは、球離れが速すぎるラケットだとインパクトが弱いと安定させにくいことがありますが、インナーフォースレイヤーALCはボールをつかむ感覚があるため、安定させやすい部類だと思います。
もちろん木材5枚合板ほど球持ちを強く感じるわけではありません。
木材ラケットよりは球離れが速い一方で、アウターカーボンよりはボールを持ちやすい。
この中間的な打球感が、インナーフォースレイヤーALCの大きな魅力です。
弾み・スピード|強打時にALCの反発力が出る
球持ちが良いからといって、弾まないラケットではありません。
インナーフォースレイヤーALCは、軽く打ったときには比較的おとなしい反発ですが、強くインパクトするとALCによる弾みが加わり、スピードのあるボールを打ちやすくなります。
この性能は、木材ラケットから移行した選手にとって特にメリットがあります。
木材5枚合板を使用していて、
「安定感は気に入っているけれど、ドライブやカウンターでもう少し威力が欲しい」
と感じている場合、インナーフォースレイヤーALCへ変更することで、木材に近い感覚を残しながらスピードを補いやすくなります。
一方で、ティモボルALCなどのアウターカーボンと比べると、球離れやスピードを最優先したラケットではありません。
一発のスピードだけを求めるのであれば、もっと弾むラケットがあります。
インナーフォースレイヤーALCは、スピードだけを追求するのではなく、回転や安定感を残しながら必要な威力を出せることに強みがあります。
コントロール性能|台上からカウンターまで安定しやすい
インナーフォースレイヤーALCは、カーボンラケットの中ではコントロール性能も高いラケットです。
軽く打ったときに必要以上に飛びすぎにくいため、ツッツキやストップなどの台上技術でもボールを収めやすくなっています。
また、球持ちが良いため、ループドライブや回転量を重視したドライブとの相性も良いです。
一方で、強く打てばALCによる反発力を利用できるため、相手のドライブに対するブロックやカウンターでも威力を出すことができます。
特に前陣から中陣で、
安定したドライブ → 相手の返球をブロック・カウンター → 再び攻撃する
といったラリーを中心に戦う選手には、かなり使いやすい性能です。
ドライブ、ツッツキ、ブロック、台上プレー、カウンターなど、幅広い技術をバランス良くこなしやすいことがインナーフォースレイヤーALCの強みです。
「ものすごく弾む」「ものすごく球持ちが良い」といった尖ったラケットではありませんが、弾み・回転・コントロールのどれかを大きく犠牲にすることなく使える万能性の高さが、長く人気を集めている理由の一つだと考えます。
インナーフォースレイヤーALCが向いている人
インナーフォースレイヤーALCは、弾み・球持ち・コントロールのバランスが良く、幅広い選手が使いやすいラケットです。
その中でも、特におすすめしたいのは以下のような選手です。
木材ラケットから初めてカーボンへ移行する中級者
インナーフォースレイヤーALCが特に向いているのは、木材5枚合板や7枚合板から、初めて特殊素材入りラケットへ変更したい中級者です。
木材ラケットを使っていると、安定感や球持ちには満足していても、
「もう少しドライブの威力が欲しい」
「中陣からでも楽にボールを飛ばしたい」
「カウンターでもう少しスピードを出したい」
と感じることがあります。
そのような選手が、いきなり弾みの強いアウターカーボンへ変更すると、球離れの速さや飛びすぎに戸惑うこともあります。
インナーフォースレイヤーALCであれば、木材に近い球持ちを残しながらALCによる弾みを加えられるため、比較的スムーズに移行しやすいです。
特に、最初のラケットとして木材5枚合板や7枚合板を使用し、基本技術が身についてきた選手が、2本目や3本目のラケットとしてステップアップする場合には選びやすいラケットです。
私としても、初めてカーボンラケットを使う中級者にはかなりおすすめしやすい1本だと考えています。
中学生や高校生でも、基本技術が身についていてラケット重量に問題がなければ、2本目や3本目の候補になります。
安定したドライブを軸に攻めたい選手
インナーフォースレイヤーALCは、ドライブを中心にプレーする選手とも相性が良いです。
球持ちが比較的良いため、ボールをしっかりとつかんで回転をかけやすく、ループドライブや回転量を重視したドライブを安定させやすい特徴があります。
一方で、強くインパクトしたときにはALCによる反発力が出るため、スピードドライブやカウンターでも十分な威力を出せます。
そのため、
回転をかけて安定させるドライブと、チャンスボールを強く打つドライブの両方を使いたい選手
に向いています。
一発のスピードだけを求めるラケットではありませんが、試合の中で安定してドライブを入れながら得点していきたい選手には非常に扱いやすいです。
前陣から中陣でバランス良くプレーしたい選手
インナーフォースレイヤーALCは、前陣だけ、中陣だけとプレー位置を限定するラケットではありません。
前陣では、台上技術やブロック、カウンターの安定感を活かしやすく、中陣まで下がればALCの反発力を利用してドライブを打つことができます。
そのため、
- 前陣ではブロックやカウンター
- 少し下がればドライブでラリー
- 甘いボールには強打
というように、状況に応じてプレーを変える選手と相性が良いです。
特に、特定の技術だけに特化するのではなく、試合の中でさまざまな技術を使いながらバランス良く戦いたい選手には向いています。
逆に、「とにかく球離れの速いラケットで前陣から一発で打ち抜きたい」という選手であれば、アウターカーボンのラケットを選んだ方が合う可能性があります。
インナーフォースレイヤーALCは、攻撃力を確保しながらも安定感を大きく失いたくない選手に適したラケットです。
インナーフォースレイヤーALCのデメリット・注意点
インナーフォースレイヤーALCは非常にバランスの良いラケットですが、誰にでも合うわけではありません。
特に、初心者が使う場合や、木材ラケットから変更する場合には注意したいポイントがあります。
購入してから「思っていたより扱いにくかった」とならないように、デメリットも確認しておきましょう。
初心者の1本目としては弾みが強め
インナーフォースレイヤーALCは、カーボンラケットの中では比較的扱いやすい部類ですが、卓球を始めたばかりの初心者に積極的におすすめするラケットではありません。
木材5枚合板などと比べると弾みが強く、インパクトが安定していない段階では、オーバーミスが増えたり、台上技術でボールを収めにくく感じたりする可能性があります。
初心者のうちは、ラケットの弾みに頼るよりも、自分のスイングでボールを飛ばしながら基本技術を身につけることも重要です。
そのため、最初の1本であれば木材5枚合板などの扱いやすいラケットを使用し、基本的なドライブやブロック、ツッツキが安定してきた段階でインナーフォースレイヤーALCへ移行する流れがおすすめです。
一方で、すでにある程度の基礎技術が身についている中級者であれば、弾みが強すぎると感じる可能性は低く、むしろ木材ラケットからのステップアップとして使いやすいでしょう。
これから卓球を始める人や、最初のラケット選びで迷っている人は、大人が初めて卓球を始めるならコレ!初心者に最適なラケットとラバーの選び方も参考にしてください。
木材ラケットより球離れが速く、慣れが必要
インナーフォースレイヤーALCは球持ちの良いカーボンラケットですが、木材ラケットとまったく同じ打球感ではありません。
木材5枚合板などと比べれば球離れは速く、強くインパクトしたときにはALCによる反発力も感じます。
そのため、木材ラケットを長く使用してきた選手の場合、最初は
「思ったよりボールが飛ぶ」
「台上で少し浮いてしまう」
「ドライブの飛距離が変わった」
と感じることがあります。
ただし、ティモボルALCのようなアウターカーボンと比べれば球持ちは良いため、特殊素材入りラケットの中では比較的移行しやすいです。
インナーフォースレイヤーALCは、木材とアウターカーボンの中間に近い感覚と考えると分かりやすいでしょう。
木材ラケットから変更した直後は少し調整が必要ですが、慣れてくれば球持ちを残しながらスピードを上げられることが大きなメリットになります。
ただし、中級者以上だからといって必ずカーボンラケットを選ぶ必要はありません。木材ラケット特有の球持ちや打球感を好む選手であれば、5枚合板や7枚合板をそのまま使い続けるのも十分に有力な選択肢です。
平均重量91gで組み合わせによっては重くなりやすい
インナーフォースレイヤーALCの平均重量は91gで、ラケット単体としてはやや重量があります。
さらに、フォア・バックの両面に重量のあるテンションラバーを特厚で貼ると、完成重量が190g前後、組み合わせによってはそれ以上になることもあります。
完成重量が重くなると、
- 素早い切り返しがしにくくなる
- バックハンドで振り遅れやすくなる
- 長時間の練習で腕が疲れやすくなる
といった影響が出る場合があります。
特に、軽いラケットから変更する人や、ジュニア選手、重いラケットが苦手な人は注意した方がよいでしょう。
重量が気になる場合は、購入時にラケットの個体重量を確認したり、ラバーの重量や厚さを調整したりする方法があります。
インナーフォースレイヤーALCそのものの性能は非常にバランスが良いですが、ラケットはラバーを貼った完成重量まで考えて選ぶことが重要です。
デメリットをまとめると、インナーフォースレイヤーALCは初心者にはやや弾みが強く、木材ラケットから変更すると多少の慣れが必要で、重量にも注意したいラケットです。
ただし、これらはいずれも大きな欠点というより、性能の高い特殊素材ラケットを使用するうえでの注意点に近いです。
ある程度の基礎技術が身についている中級者であれば、デメリットよりも、球持ち・弾み・安定感をバランス良く得られるメリットの方が大きいと考えています。
インナーフォースレイヤーALCとティモボルALCの違い
インナーフォースレイヤーALCと比較されることが多いラケットの一つが、同じバタフライの「ティモボルALC」です。
どちらも木材5枚合板+アリレートカーボン2枚という構成ですが、大きな違いはALCを配置している位置です。
インナーフォースレイヤーALCは、特殊素材を木材の内側に配置した「インナー」タイプ。
一方のティモボルALCは、特殊素材を表面に近い位置に配置した「アウター」タイプです。
この違いによって、打球感や弾み、球離れにも差が出ます。
| 比較項目 | インナーフォースレイヤーALC | ティモボルALC |
|---|---|---|
| 特殊素材 | ALC | ALC |
| 素材配置 | インナー | アウター |
| 反発特性 | 10.7 | 11.8 |
| 振動特性 | 9.4 | 10.3 |
| ブレード厚 | 6.0mm | 5.8mm |
| 平均重量 | 91g | 87g |
| 球持ち | 良い | インナーより球離れが速い |
| スピード | 比較的抑えめ | より出しやすい |
| 向いている人 | 安定性・回転・扱いやすさ重視 | スピード・カウンター・攻撃力重視 |
インナーフォースレイヤーALCは、ボールをラケットでつかむ感覚が強く、回転をかけながら安定してドライブを打ちやすいラケットです。
木材ラケットに近い感覚を残しているため、特殊素材ラケットへ初めて変更する選手にも比較的扱いやすいです。
一方、ティモボルALCは特殊素材が表面に近いため、インナーフォースレイヤーALCよりも球離れが速く、スピードを出しやすくなっています。
特に前陣でのカウンターや、相手のボールの力を利用して速いテンポで攻撃するプレーでは、ティモボルALCの良さを感じやすいでしょう。
そのため、どちらを選ぶか迷った場合は、
球持ち・回転・安定感を重視するならインナーフォースレイヤーALC
球離れ・スピード・攻撃力を重視するならティモボルALC
という基準で選ぶと分かりやすいです。
木材ラケットから初めてカーボンラケットへ変更するのであれば、私はインナーフォースレイヤーALCの方をおすすめします。
逆に、すでに特殊素材ラケットに慣れていて、前陣でのカウンターやスピードをさらに高めたいのであれば、ティモボルALCも有力な選択肢になります。
ティモボルALCについては、以下の記事で性能やデメリット、向いている人まで詳しく解説しています。
インナーフォースレイヤーALCに合うラバー
インナーフォースレイヤーALCはクセが少なく、さまざまな裏ソフトラバーと組み合わせやすいラケットです。
特に回転性能と安定感のあるテンションラバーを合わせることで、安定したドライブを軸に攻める王道のドライブ型を作りやすいです。
その中でも、私がおすすめしたいのはロゼナとテナジー05です。
どちらもバタフライのテンション系ラバーですが、選ぶ基準はかなり分かりやすいです。
扱いやすさや安定感を重視するならロゼナ、回転量やドライブの威力をさらに高めたいならテナジー05がおすすめです。
ロゼナ|扱いやすさと安定感を重視する選手向け
木材ラケットから初めてインナーフォースレイヤーALCへ移行する中級者には、ロゼナがおすすめです。
ロゼナは、多少ラケット角度やスイングがずれてもミスになりにくい「トレランス」の高さを特徴としたラバーです。
インナーフォースレイヤーALC自体も、カーボンラケットの中では球持ちが良く、コントロールしやすいラケットなので、ロゼナと組み合わせることで安定性を重視した非常に扱いやすい組み合わせになります。
特に、
- 初めて特殊素材ラケットを使用する
- ドライブを安定させたい
- ブロックや台上技術でもミスを減らしたい
- ラケットの性能を扱い切れるか不安がある
という選手には合わせやすいです。
一発の威力を最大限まで高める組み合わせではありませんが、試合で安定してボールを入れながら攻撃したい中級者には十分な性能があります。
そのため、インナーフォースレイヤーALCを初めて使うのであれば、まずロゼナを合わせるという選択はかなり無難です。
ロゼナに合うラケットについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
ロゼナに合うラケット2選|初心者から中級者におすすめの組み合わせを解説
リンク
テナジー05|回転とドライブの威力を高めたい選手向け
インナーフォースレイヤーALCの性能をさらに引き出したいのであれば、テナジー05がおすすめです。
テナジー05は回転性能に優れたラバーで、ドライブを中心に攻撃する選手との相性が良いです。
インナーフォースレイヤーALCにはボールをつかむ感覚があるため、テナジー05の回転性能を活かしやすく、弧線のあるドライブを打ちやすい組み合わせになります。
ループドライブでは回転量を出しやすく、強くインパクトしたときにはラケットとラバー双方の反発力を利用して、スピードのあるドライブを打つこともできます。
そのため、
- ドライブの回転量を増やしたい
- ループドライブとスピードドライブを使い分けたい
- 中陣からでも威力のあるボールを打ちたい
- ロゼナでは少し物足りなくなってきた
という選手に向いています。
特に、中級者からさらにレベルアップしていきたい選手であれば、インナーフォースレイヤーALC+テナジー05は有力な組み合わせです。
ただし、ロゼナと比較するとテナジー05の方が性能を引き出すために一定の技術が必要です。
まだドライブや台上技術が安定していない段階であればロゼナ、ある程度安定して打てるようになり、さらに回転や威力を求めるのであればテナジー05という順番で選ぶと分かりやすいでしょう。
扱いやすさ重視ならロゼナ、ドライブ性能重視ならテナジー05。
インナーフォースレイヤーALCにどのラバーを合わせるか迷った場合は、まずこの基準から選ぶことをおすすめします。
ロゼナとテナジー05のどちらを選ぶか迷っている人は、テナジー05 vs ロゼナ|初心者に最適な卓球ラバーの選び方ガイドも参考にしてください。
リンク
まとめ|インナーフォースレイヤーALCは弾みと扱いやすさを両立した定番インナーカーボン
インナーフォースレイヤーALCは、木材ラケットに近い球持ちを残しながら、ALCによる弾みとスピードを加えたバランスの良いインナーカーボンラケットです。
特におすすめしたいのは、
- 木材ラケットから初めてカーボンへ移行したい中級者
- 安定したドライブを軸に攻めたい選手
- 前陣から中陣まで幅広くプレーしたい選手
- スピードだけでなく回転やコントロールも重視したい選手
です。
一方で、卓球を始めたばかりの初心者にはやや弾みが強く、平均重量も91gあるため、ラバーを含めた完成重量には注意が必要です。
また、ティモボルALCのようなアウターカーボンと比べると、球離れや一発のスピードではやや控えめです。
その代わり、ボールをつかむ感覚があり、ドライブ、ブロック、カウンター、台上技術などをバランス良くこなしやすいのが大きな魅力です。
ラバーについては、扱いやすさと安定感を重視するならロゼナ、回転量やドライブの威力を高めたいならテナジー05がおすすめです。
個人的には、インナーフォースレイヤーALCは「何か一つの性能に特化したラケット」というよりも、大きな弱点がなく、さまざまな技術を高いレベルで使いやすいラケットだと考えています。
木材ラケットでは少し物足りなくなってきたものの、アウターカーボンほどの球離れや弾みは求めていない選手には、非常に選びやすい1本です。
特に、木材ラケットから特殊素材ラケットへステップアップし、ドライブの安定感を残しながら攻撃力を高めたい中級者には、自信を持っておすすめできるラケットです。
この記事が参考になれば幸いです。

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