現在、卓球のメインの戦型はシェークハンドのドライブ型です。
そのため、初心者からプロ選手まで、多くの選手が裏ソフトラバーを使用してプレーをします。
しかし、卓球初心者ではラバー選びに悩むことも多いと思います。
特に、裏ソフトラバーには数多くの種類があり、卓球初心者はどのようなラバーを選んだら良いのかわかりにくいと思います。
今回はその中でも、初心者に扱いやすく上達しやすいラバーであるロゼナを紹介していきます。
ロゼナは、卓球初心者から上級者までオススメできる使いやすいラバーです。
この記事ではロゼナの特徴についてまとめました。
ロゼナってどんなラバー?
ロゼナ(Rozena)はバタフライ(Butterfly)から販売されているテンション系の裏ソフトラバーになります。
スピード性能、スピン性能、コントロール性能のバランスが良いラバーです。
幅広い選手に使用されている人気のあるラバーになります。
ドライブもスピードが出て、なおかつ回転の掛かりやすいことが特徴です。
ドライブの弧線も安定しやすく、丁寧かつ威力のあるプレーがしやすいラバーになっています。
そのため、これから上達をしたい卓球を始めたばかりの選手にはオススメのラバーになります。
スポンジの柔らかさとしては、やや柔らかめのラバーになります。
ロゼナの特徴
①使いやすさ
ロゼナはとても扱いやすいラバーです。フォア打ちをするとすぐにその性能の高さが分かります。
普通に打つだけでボールに少し上回転がかかり、軽いドライブのような感覚になります。
②スプリングスポンジとトレランス
ロゼナには「スプリングスポンジ」という技術が使われており、ボールをしっかりとキャッチして反発力を生み出します。
また、トレランス(寛容度)も高く、多少のミスショットでもボールが相手コートに収まりやすいです。
③ドライブが得意
ロゼナは特にドライブが得意なラバーです。
中級者以上の選手が使うと、その性能を最大限に引き出せます。フォア面に厚~特厚のロゼナを貼ると、ドライブ攻撃がしやすくなります。
④コントロール性能
ロゼナはコントロール性能と威力のバランスが良く、打った打球にクセが少なくことが特徴の一つです。
そのため、安定して相手のコートに入りやすいラバーです。
コントロール性能が非常に高いため、ラリー中の安定感が抜群です。
ボールのスピードや回転量はそこまで強くないかもしれませんが、その分、ミスが少なくなります。
⑤やや柔らかめのラバー
ロゼナは少し柔らかめのラバーなので、どんなプレーでもやりやすいです。
これから卓球の基礎技術を身につけたい人にとって、卓球の上達がしやすいラバーです。
このラバーを使うと、ボールに回転をかける感覚がつかめ、安定したプレーができるようになります。
中級者や初級者にとって、卓球を楽しみながら技術を向上させるのに最適なラバーです。
そのため、これから卓球の基礎技術を身につけたい人のための、卓球の上達がしやすいラバーだと言えるでしょう。
⑤ブロックとカウンター
相手の強いショットに対しても、ロゼナは安定したブロックが可能です。
また、カウンターも比較的安定して打つことができます。
どんな選手がロゼナを使用するべき?
卓球を始めたばかりの選手:
卓球を始めたばかりの中学1~2年生の選手や、高校から卓球を始めた選手にぴったりです。
筋力に自信のない選手:
筋力に自信がない選手や女子選手にも使いやすいラバーです。
中級者:
中級者レベルの選手でも、ロゼナの性能に満足できると思います。
価格が安い:
ロゼナは価格が比較的安いので、特に中学生に人気のあるラバーです。
ロゼナは、シェークハンドのドライブ攻撃型の選手にオススメのラバーです。
初心者から中級者、上級者までオススメすることのできるラバーです。
フォアハンド側、バックハンド側の両方に使用しても問題ありません。
ロゼナを使用した場合、フォアハンド、バックハンド、ドライブ、チキータ、台上プレーと様々なプレーに対して安定して威力の高いボールを打つことが出来ます。
また、ロゼナはどちらかと言えば、前陣から中陣でのプレーが得意なラバーです。
またロゼナは、バタフライのラバーとしてよく比較されるテナジー05と比べて価格が安いことが特徴です。
非常にコスパの良いラバーと言えます。
(個人的な印象としては、テナジー05の方が弧線がやや高く回転が掛かりやすいです。
代わりにロゼナはボールの軌道が安定しやすく、色々なプレーがしやすい印象があります。また価格も安いです。)
そのため、まずはロゼナを使用してみて、威力不足や上達するにしたがってテナジー05やディグニクスシリーズに切り替える選手が多いようです。
ロゼナのスポンジの厚さは?
ロゼナのスポンジの厚さは、入門者レベル、初心者レベルではフォアハンド側、バックハンド側の両方とも厚がオススメです。
一般的に裏ソフトラバーでは、スポンジの厚さが厚くなるほど、コントロールが難しくなる代わりに威力が出やすくなります。
そのため、フォアハンド側では、上達するにしたがって厚から特厚のスポンジに変更をしていくことをオススメします。
(スポンジの厚さ「中」は、ややボールの弾みが少なすぎて威力不足になってしまう可能性が高いです。
そのため、シェークハンドドライブ型の選手は「厚」のラバーを使用してみて、弾み過ぎると感じた場合は「中」、威力不足と感じた場合は「特厚」を選択すると良いと思います。)
具体的には、スポンジを厚くした場合、ドライブ攻撃時にスピードが出やすく回転が掛かりやすくなり弧線が高くなります。
そのため、スポンジを厚くすると上達するにつれてドライブの攻撃が安定して回転が掛かって、質の高いボールを打てるようになります。
しかし、スポンジの厚さを厚くすることのデメリットとして、相手の回転の影響を受けやすくなったり、ボールが弾み過ぎるために台上のプレーが難しくなります。
具体的には、スポンジが厚いと、台上プレーの際に相手のコートに入れることは出来るけれども、コントールが難しいため質の高い台上プレーをすることが難しくなります。
例えばスポンジが厚ければ厚いほど、ストップを低く、短く止めることが難しくなります。
しかし、薄めのスポンジを使っている場合、上達して相手選手のレベルが高くなるほどにしたがって、相手選手のボール球威に押し負けてしまうことが多くなり、ラリー戦で優位を取ることが難しくなります。
そのため、ドライブ攻撃型の選手は上達するにしたがってスポンジを厚くすることが一般的です。
そのため、威力と使いやすさのバランスを考慮して、入門者レベルや初心者レベルの選手にはスポンジの厚さは「厚」をオススメしています。
スポンジが厚であれば、ラケットが軽くなりプレーをしやすくなるとともに、ボールを打球した際のコントールがやりやすくなります。
入門者、初心者レベルで、フォアハンド、バックハンドなどのフォームが安定していない段階では、フォア側、バック側ともにスポンジの厚さを厚にしておくことがオススメです。
また、フォアハンドの方がバックハンドよりも威力が出やすいため、フォア側を先にスポンジを厚くする方がをオススメです。
具体的に初心者レベルの方へのロゼナのスポンジの厚さのオススメとしては、
①フォア側とバック側のスポンジの厚さを厚にする。
②フォアハンドのボールの威力が足りないと感じたらフォア側を特厚、バックを厚にする。
③さらに上達したらフォア側を特厚、バック側を特厚にする。
④さらに上達したら、フォアとバックをテナジー05やディグニクスシーリーズの特厚にする。
といった順番でスポンジの厚さやラバーの種類をステップアップすることがオススメになります。
また、初心者向けのシェークラケットとしては安定してドライブの掛けやすい5枚合板のラケットであるコルベル(FL)がオススメです。
ロゼナの寿命は?
ロゼナは寿命がやや短い事が欠点になります。
2~3か月後には表面が少し滑る感じになってしまい、ラバーの変え時になります。
まとめ
この記事では初心者向けのラバーとしてロゼナの紹介をしました。
ロゼナは、初心者から中級者までのプレーヤーにとって非常に良いラバーです。
使いやすさとコントロールの良さが際立っており、技術を磨くのに最適です。
卓球を楽しみながら技術を向上させるのにぴったりのラバーです。
これから卓球の基礎技術を身につけたい人にとって、是非おすすめのラバーになります。
是非、上達のためにロゼナを使用してみください。
この記事が参考になれば幸いです。
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