ペンドラの選手でも、ペン表の選手でも、新しく裏面打法を取り入れたいと考えている方は多いと思います。
しかし、裏ソフトラバーには非常に多くの種類があるため、裏面打法を始めるときにどのラバーを選べばよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
私も社会人になってから裏面打法の練習を始めましたが、最初はどのようなラバーを張ればよいのか分からず、卓球専門店に相談した経験があります。
また、裏面ラバーの選び方を間違え、一度は裏面打法を挫折しました。
裏面には高性能なラバーを張ればよいと思われがちですが、重くて硬いラバーをいきなり選ぶと、フォアハンドや従来のショートまで崩れてしまう可能性があります。
私の経験上、裏面打法を始めるときは、軽くて柔らかいラバーから使うのがおすすめです。
この記事では、ペンホルダーの裏面打法用ラバーの選び方と、初心者でも使いやすいおすすめラバーを紹介します。
裏面用ラバーの選び方のポイント
裏面用ラバーの選び方のポイント
裏面打法用のラバーを選ぶときは、回転性能やスピードだけでなく、ラケット全体の重さやフォア側への影響まで考えることが大切です。
裏面でも攻撃的なプレーをする場合は、回転とスピードのバランスがよく、軽くて柔らかいラバーが適しています。
フォア側の打法を崩さないことを最優先にする
裏面打法を始めるときに最も大切なのは、裏面で強いボールを打つことではありません。
まずは、これまで使用していたフォアハンドやショート、ツッツキ、ストップなど、表面でのプレーを崩さないことが重要です。
いきなり重くて高性能な回転系テンションラバーを張ると、ラケット全体の重量や打球感が大きく変わります。
その結果、裏面打法がうまくできないだけでなく、今まで安定していたフォアハンドやショートまで打ちにくくなることがあります。
特に、片面だけにラバーを張っていた選手は、裏面ラバーを追加したときの変化を大きく感じやすいです。
裏面の性能だけを見るのではなく、ラケット全体で無理なくプレーできるかを考えてラバーを選びましょう。
ラバーの重量だけでなく重心の変化にも注意する
裏面にラバーを張ると、ラケット全体の重量が増えるだけでなく、重心の位置も変化します。
特に日本式ペンは、裏面にラバーを張ることで重心がラケットの先端側へ移りやすく、実際に増えた重量以上に重く感じることがあります。
私も裏面打法へ本格的に挑戦するため、日本式ペンから中国式ペンへ変更した経験があります。
もちろん、日本式ペンでも裏面打法はできますが、ラバーを追加したことでフォア側の振りやすさが大きく変わる場合があります。
裏面ラバーを張る前に現在のラケット重量を測り、張った後に何グラムになったのかを記録しておくのがおすすめです。
重量を記録しておけば、次にラバーを交換するときも、自分が無理なく扱える重さを判断しやすくなります。
軽くて柔らかいラバーから始める
ペンはシェークよりも持ち手に負担がかかりやすいため、裏面打法を始めたばかりの選手には軽めのラバーがおすすめです。
粘着系ラバーや高性能な回転系テンションラバーには、重量が重いものも多くあります。
最初は軽いラバーを張り、裏面ラバーがある状態でのフォアハンドやショートに慣れることを優先しましょう。
また、裏面打法では、フォアハンドほど速いスイングスピードを出しにくい傾向があります。
そのため、強く振らなくてもボールを飛ばしやすい、柔らかめのスポンジが適しています。
私の場合も、裏面に柔らかいラバーを張った方が、フォア側の打球感への違和感を抑えやすく感じました。
慣れてから段階的に性能を上げる
裏面ラバーは、最初から最も高性能なものを選ぶ必要はありません。
まずは軽い高弾性ラバーや柔らかいテンションラバーを使用し、ラケットの重量や裏面での打球に慣れてから、少しずつ性能を上げるのがおすすめです。
目安としては、次のような順番で変更すると無理がありません。
- 初めて裏面ラバーを張るなら、マークVやエクステンドSD
- 裏面打法に少し慣れてきたら、プラクソン350
- 回転やスピードをさらに求めるなら、VJ>07 Limber
高弾性ラバーから柔らかいテンションラバー、さらに性能の高い回転系テンションラバーへ進むほど、重量や弾みも変わります。
一度に性能を大きく上げるのではなく、現在のフォア側のプレーが崩れない範囲で変更していきましょう。
ここからは、裏面打法をこれから始める初心者から、裏面での攻撃力を高めたい選手まで使いやすいラバーを4種類紹介します。
裏面打法向けのオススメのラバー
①マークV
非常に歴史のある高弾性裏ソフトラバーです。
高弾性ラバーであるため軽いことが特徴です。
スピン、スピード、コントロールのバランスが非常に良いです。
スポンジの厚さの種類も多いため、まずは初めての裏面用のラバーに向いています。
②エクステンドSD(YASAKA)
非常に柔らかいテンション系の裏ソフトラバーです。
テンション系であるためマークVよりは弾みます。
このラバーもスピン、スピードコントロールのバランスが非常に良いです。
軽くて裏面を始めたばかりの選手に向いているラバーです。
③プラクソン350(andro)
プラクソンシリーズで最も柔らかいラバーです。
エクステンドSDよりは弾み、回転も掛かる印象です。
スピン、スピード、コントロールのバランスが非常によく、軽いスイングスピードでも質の高いボールを打つことが出来ます。
このラバーも軽く、スポンジが非常に柔らかいため裏面初心者でも使いやすいラバーです。
④VJ>07 Limber(VICTAS)
今回紹介した4種類の中では最も高性能なラバーです。
マークV、エクステンドSD、プラクソン350では物足りなくなった選手に次にオススメしたいラバーです。
裏面用のラバーとして人気のあったレガリスレッド(廃版)に性能の近いラバーです。
軽くてスピードも出て回転が掛かる裏面向きのラバーで、スポンジが柔らかめのため安定した打球感が特徴です。
これらのラバーはどれもオススメなラバーですが、可能であれば実際に試打して感触を確かめることが最善です。
友人やクラブのメンバーに借りて打ってみるのも良い方法だと思います。
裏面打法に慣れた後はテナジー05FXもおすすめ
今回紹介した4種類よりも高い回転性能や攻撃力を求める場合は、テナジー05FXも選択肢になります。
私自身も裏面打法に慣れてからテナジー05FXを使用しており、現在も継続して使っています。
テナジー05FXは回転をかけやすく、裏面から強いドライブも打ちやすいラバーです。
裏面打法はフォアハンドよりも速いスイングスピードを出しにくいため、通常のテナジー05よりもスポンジの柔らかいFXタイプと相性がよいと感じています。
ただし、初めて裏面ラバーを張る選手には、価格や重量、弾みを考えると、まずは今回紹介した4種類から選ぶ方が無理はありません。
裏面打法に慣れ、さらに回転量や威力を高めたいと思った段階で検討するとよいでしょう。
裏面打法用ラバーのスポンジの厚さは?
裏面ラバーのスポンジの厚さは、技術レベルだけでなく、これまで片面だけでプレーしていたのか、すでに両面ラバーの重量に慣れているのかによって選び方が変わります。
初めて裏面ラバーを追加するなら薄めから始める
日本式ペンなどで、これまで片面だけにラバーを張っていた選手は、薄めのスポンジから始めるのがおすすめです。
スポンジを薄くすることで、ラケット全体の重量増加を抑えやすくなり、フォアハンドやショートへの影響も小さくできます。
まずは裏面でボールを強く打つことよりも、ラバーを張った状態の重さや重心に慣れることを優先しましょう。
両面の重量に慣れている初心者は中か厚がおすすめ
中国式ペンを使用している選手や、すでに両面ラバーの重量に慣れている選手は、中または厚が選びやすいです。
中や厚は、コントロール性を保ちながら、裏面ドライブに必要なスピードと回転も出しやすい厚さです。
裏面打法を練習しながら、試合でも少しずつ使っていきたい初心者から中級者に向いています。
威力を求める段階で特厚やMAXへ変更する
裏面打法に慣れ、強いドライブやカウンターを安定して打てるようになったら、特厚やMAXを検討してもよいでしょう。
スポンジが厚くなるほど、スピードや回転を出しやすくなりますが、その分だけ重量や弾みも増えます。
最初から厚いスポンジを選ぶのではなく、フォア側のプレーやラケット全体のバランスを確認しながら、段階的に厚くするのがおすすめです。
裏面打法で挫折しないために最初は使う場面を絞る
裏面打法を始めたばかりのときに、バック側へ来たすべてのボールを裏面で処理しようとすると、判断が難しくなり、試合で使えないまま挫折する可能性があります。
最初は、裏面打法を使う場面を限定するのがおすすめです。
例えば、次のような場面から取り入れてみましょう。
- バック側に来た短いサーブをチキータする
- バック側へのドライブを裏面のバックプッシュでカウンターする
- バック側へのツッツキを攻撃するときだけ裏面を使う
最初から従来のショートをすべて裏面打法へ置き換える必要はありません。
これまで使用していたショートと裏面打法を併用しながら、まずは一つの場面で安定して使えるようにしましょう。
試合で少しずつ裏面打法を使っていけば、徐々に対応できるボールやプレーの幅も増えていきます。
まとめ
裏面打法用に軽いラバーを選択することは、スピードや回転を重視しつつ、ラケット全体のバランスを取りやすくなります。
この記事では、裏面打法用のオススメラバーを紹介させて頂きましたが、自分のプレースタイルや感触に合ったラバーを選んでみてください。
卓球用品店で実際に触れてみることや、直接ショップでアドバイスを受けることも有効だと思います。
この記事が参考になれば幸いです。

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