【卓球】ブースターSAのレビュー[回転系表ソフト]

卓球

表ソフトのラバー選びに悩んでいる選手は多いと思います。

ブースターSAは、テンション内蔵の回転系表ソフトラバーで、高性能なラバーです。

高いレベルでのスピード、回転を兼ね備えているロングセラー商品になります。

私もブースターSAは使いやすく、回転の掛かる良いラバーだと思います。

この記事では、ブースターSAの特徴とレビューについてまとめました。

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ブースターSAってどんなラバー?

ブースターSAはミズノから発売されているテンション内蔵の回転系表ソフトラバーです。


ブースターSAは発売当初(2007年)、表ソフトユーザーに衝撃を与えたラバーです。

それまでになかった画期的な回転性能の高さを持った表ソフトラバーで、性能の高さに驚愕をしました。

今ではテンションを内蔵した回転系の表ソフトは様々な種類があり、回転の掛けやすい表ソフトラバーは何種類もあります。


しかし、発売当時はグルーが禁止になり、ラバーに試行錯誤していた時代でした。

さらにスポーツメーカーのミズノから卓球のラバーが出るという事で、意外性に驚いていました。

大会会場で見かける表ソフトはブースターSAばかりで、表ソフトを使用している選手はみんなブースターSAに乗り換えたり、試打を行っていました。

ブースターSAのレビュー

①表ソフトの中では回転性能が非常に高い

テンション内蔵の回転系表ソフトラバーであるブースターSAは、回転とスピードが高いレベルで両立しているラバーです。

表ソフトとは思えないくらい回転が掛かり、コントロールもしやすくブロックも安定しています。トータルバランスの高いラバーです。

表ソフトラバーの中では回転も掛かり、球を持つ感覚もあります。

②表ソフト特有の変化はあまり出ない

ブースターSAは打ちやすい反面、表ソフト特有の変化はあまり出にくいという特徴があります。


これは回転系表ソフトの宿命でもありますが、どうしても自分がやりやすい表ソフトというのは、対戦相手もやりやすいことに繋がりやすくなります。


ブースターSAは使いやすいラバーではありますが、相手選手が打ちミスをしてくれたり、ナチュラルなナックルに戸惑うという展開はあまり期待しにくいです。


ナックルを武器に戦うというよりも、自分からドライブとスマッシュで攻めていき、得点を重ねるという展開を目指すのが使いやすいと思います。

止まるようなナックルブロックを期待している人、ナックルを活かして得点をしていこうという人には向かないと思います。

表ソフトでガンガン打っていきたいという選手に向いています。

③表ソフトで攻めたい攻撃選手ならば万人受けしやすい

ブースターSAは、使いやすいラバーであるため、片面で様々なプレーをしなければならないペンの表ソフトで使うのもアリだと思います。

シェークならばフォア側、バック側のどちらで使用しても使いやすいラバーだと思います。

フォアならフットワークを活かしてスマッシュで攻めていく前陣速攻型、バックならばフォアとバック球質差を活かした前陣速攻型としてプレーすることに適しています。


また、裏ソフトから表ソフトに変える選手にも、回転の掛かりやすいラバーなのでオススメできます。

厚さは、厚がオススメ!

ブースターSAのラバーは特厚よりも厚の方がオススメです。

理由としては特厚ラバーでは、表ソフトの特徴であるナックルボールが出にくくなりすぎてしまい、ボールの質が裏ソフトに近くなり過ぎてしまうからです。

例えば、ペン表のソフトがブースターSAの特厚を張ったとすると、サーブは出しやすいし、ドライブも非常に打ちやすいと思いますが、前陣速攻の生命線であるミート打ちがしにくくなってしまいます。

この理由としてはラバーが弾み過ぎてしまいミート打ちでのコントロールが難しくなるからです。

加えてフォアハンドでは山なりの弧線を描くボールが多くなるため、どうしてもドライブ気味なボールが増えてしまい、前陣速攻型の特徴であるスマッシュやミート打ちで攻めていくのが難しくなります。

そのため厚の方がミート打ちの打ちやすいさ、ドライブの掛けやすさ、ナックルの出しやすさのバランスが良いと思います。

VO>102とブースターSAの比較

実際にはVO>102とブースターSAではほとんど差はありません。

2種類のラバーの比較としては、

若干、VO>102の方が柔らかい。
若干、VO>102の方が球持ちがいい
若干、VO>102の方が回転が掛かりやすい。
若干、ブースターSAの方が球離れが早い。
若干、ブースターSAの方がスピードがでる。

と言われています。

ペン表速攻型の選手にオススメ

ブースターSAは、バランスの取れたラバーでとても高性能なラバーなので、表ソフトを使用しようと考えている攻撃系の選手ならば使いやすいと思います。

特にオススメなのがペン表速攻型の選手で、使いやすいラバーだと思います。
サーブも出しやすく、ドライブでの攻撃もしやすい、ショートもやりやすい、ツッツキやストップなどの小技もやりやすいバランスの取れたラバーです。


ブースターSAに限らずテンション内蔵の回転系表ソフトは、今までスピード系の表ソフトなどを使っていた選手にとっては、回転の掛かりやすさや、打ったボールの安定感に良い意味で驚きます。

プラスチックボールでも十分に打ち抜くことのできる弾みもあると思います。


フットワークを活かして、オールフォア気味にドライブとスマッシュの組み合わせで攻めていくタイプの選手だとより使いこなせると思います。


ラバー選びに悩んだら一度試して頂きたいラバーです。

シェークの選手にも使いやすいラバー

シェークならばフォア側、バック側のどちらで使用しても使いやすいラバーだと思います。

フォアにブースターSAを張るなら、フットワークを活かしてドライブとスマッシュでガンガン攻めていく前陣速攻型になります。

ドライブでもしっかり回転を掛けることが出来るし、スマッシュでも十分に打ち抜くことが出来るラバーです。

弾みも十分ありますので、最低限下がっても打ち合える威力が出ます。

バックにブースターSAを張るならば、フォアとバック球質差を活かした前陣速攻型としてプレーすることに適しています。

癖の少ない安定したラバーでなので、前陣での速攻プレーに適しています。

まとめ

今回は回転系表ソフトであるブースターSAを紹介しました。

私自身、長年ブースターSAを使用していましたが、高いレベルでのスピード、回転を兼ね備えた使いやすいラバーだと思います。

この記事が参考になれば幸いです。

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