【表ソフト】ペン表にオススメのラバーの厚さ

ペン表速攻型の選手はラケットとラバーの選び方がとても重要です。


ラケットの選択がミート打ちの安定、台上技術の向上に大きく影響します。ラケット選びで失敗すると表ペン選手として強くなるのは難しくなります。

私はこのことを中学校の部活を始めた時に教えて貰いたかったです。

この記事ではペン表速攻型の選手に向けて、おすすめのラバーの厚さについてまとめました。

一般の卓球愛好家はラバーはがオススメで、卓球を始めたばかりの中学生やレディースの選手はのラバーがオススメです。


シェークの表ソフトを張っている方にも参考にして頂けたら嬉しいです。

目次

ペン表速攻型向きのラケットの基本

まず表ペン速攻型のラケットとラバーの基本として、弾めば弾むほどスピードは出ますが、攻撃時の安定感、台上プレーでの精度が下がり自分のプレーをすることが難しくなります。

プレーをすることが難しいということを具体的に説明すると、「試合で勝てなくなる」という意味ではなく、自分のミスが増えてや、相手へのチャンスボールができやすくなってしまうということです。それはラケットが弾み過ぎるため繊細なプレーが難しくなるためです。


しかし、もちろんラケットとラバーが弾めば弾むほど、自分が打ったドライブやミート打ちの攻撃の威力が上がります。

ドライブやミート打ちの威力を重視するため、ラケットやラバーを弾むものにするか、繊細さを重視して弾まないラケットとラバーを選ぶかは、自分がどんなプレーをしたいのかを考えた上で、自分のプレーに合ったラケットとラバーを選ぶ必要があります。

シェークドライブ型の選手も、もちろん弾み過ぎるラケットでは細かいプレーは難しくなるのですが、表ペン速攻の選手は丁寧な台上プレーやミート打ちが主力になりますので、ラケットの弾みの調整はシェークドライブ型よりも重要度が高いです。

表ソフトのラバーの厚さについて

具体的に表ソフトのラバーの選択について説明をしていきます。

表ソフトは自分の攻撃での威力と、自分のプレーのしやすさがが一長一短になるといった特徴があります。

そして、ラバーの厚さは極薄、薄、中、厚、特厚といった種類があります。特厚が最も弾み、極薄が最も弾みません。


表ソフトのラバーの厚みは、プロでもを使っている選手が多いです。

つまり、一般の中学生、高校生には特厚を使いこなすのは弾み過ぎて非常に難しいです。悩んだらラバーは厚か中を使うのが無難だと私は思います。

一般の卓球愛好家はラバーは厚がオススメで、卓球を始めたばかりの中学生やレディースの選手は中のラバーがオススメです。

卓球を始めたばかりの方やレディースの選手に中をオススメする理由としてはパワーがない点とラリーが続きやすいからです。


やはり初心者の方は攻撃のミスが多くなりがちです。攻撃のミスを減らす方が勝ちやすくなります。具体的には下回転をミート打ちで打ち込む技術や、細かい台上での技術がラバーが中の方がミスが出にくくなります。


もちろんラバーが中だと攻撃時の威力は出なくなるのですが、私は威力よりもまずは安定感が大事だと考えています。

ラバーの厚さを上げた方が良い場合は、ミート打ちでカットが打ち抜けなくて悩んでいる時や、ロビングでミート打ちを返球され続けて打ち抜けない、相手選手がこちらのミート打ちをカウンターで狙い撃ちにしてくるといった、ある程度レベルの高いラリー展開になる場合です。

このような理由で悩んでいるならラバーは厚くした方が良いですが、そうではない場合はラバーの厚さは中で大丈夫だと思います。


やはりラバーの厚さが、中から厚に変更するとミート打ちを安定して入れる難易度がかなり上がるので、まずはラバーは中でも良いと思います。

技術的に上達した場合や、元々男子高校生など体格的に優れている選手はラバーは厚をオススメします。

中学生、高校生が表ソフトラバーで勘違いしやすいこと

シェークドライブ型の選手はラバーは特厚を張るのが一般的ですが、表ソフトは裏ソフトのラバーの選び方と違うため、ラバーの厚さは中か厚が無難です。

特厚の表ソフトは使いこなすのが非常に難しいので上級者になるまでは使わないことが無難です。

中学生や高校生のプレーヤーが中や厚のラバーを使っていて、威力が出ないから試合で勝てないのではないかと思うかもしれませんが、それは違います。

確かに、中や厚のラバーより特厚の方が威力が出るし、むしろ裏ソフトラバーの特厚の方が威力が出ます。テナジーやディグニクスの特厚の方がドライブの威力が出るのは試し打ちしなくてもわかりきっています。

そもそも表ソフトのラバーは威力を出すために使うのではないのです。

表ペンの良さというのは、フットワークを使ってからの鋭いミート打ちや、相手のフォアドライブを的確に止めるナックル性ブロック、相手のドライブの威力を殺すストップ性ブロックや、非常にとりにくいナックルプッシュ、非常ややりやすい台上プレーからのストップやフリックなど、裏ソフトとは違った持ち味があり、これらの技術を駆使して勝っていくのが表ソフトラバーの持ち味です。

威力を最重視して選ぶ裏ソフトラバーとはラバーの選び方が根本的に違うのです。

メーカーのカタログや数値には書いていない使い方をすることが、表ソフトで勝っていくための基本になります。

それを理解せずに、表ソフトで特厚のラバーを使うとドライブは安定するけど、スマッシュを入れるのが難しくて結局ドライブばかりのプレーになり、表ソフトの良いところが引き出せないといった状態や、スマッシュの速さばかりにとらわれて威力の高いボールを打てるけど、結局試合ではなかなか入らずに勝てないといった状態になりがちです。

それでも、特厚のラバーが良いのではないかと男子の中学生、高校生は考えがちです。ラケットが弾むからが弾んでスマッシュがかなり速いですからね。

私もそう思って中学生、高校生の頃は特厚を張っていました。

しかし、自分が上達して卓球のレベルが上がるにつれて、特厚のラバー使ってただ打ったボールが速いだけよりも、ラケットやラバーの特性をしっかり考えて厚や中のラバーを使った方が勝てるということに気づいてきました。

卓球が上達すると薄いラバーの良さもわかってきます。

この記事が参考になれば幸いです。

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