自動化に取り組むようになったきっかけは、
仕事(個人の活動)と本職(夜勤を含むシフト勤務)、
さらにプライベートや育児を同時に回す生活が、
時間的にも精神的にもかなり厳しくなってきたことでした。
「このまま全部を自分で抱え続けることはできるけど、実際問題として日々の生活が苦しいな」そう感じるようになり、効率を上げる手段として
ChatGPTに課金登録し、仕事や生活の相談をするようになりました。
その中で、今の自分のフェーズでは、自動化が一番効果的というアドバイスを受けたのが、自動化に取り組む直接のきっかけです。
最初に勧められたのは、いきなり難しい自動化だった
実は、ChatGPTから最初に強く勧められたのは、
インターネットを使った業務のAPI連携でした。
ただ、正直に言うと、これは最初に取り組むには難易度が高すぎました。
API連携という言葉自体も初めて聞くもので、内容を聞いても専門的で高度な手法だと感じたため、私が取り組むには難しくてできないと思いました。
ChatGPTのアドバイスの理屈が正しくて、ChatGPT視点では将来的に効果が大きいことも分かります。
でも、その時点の自分には現実的にはできそうにありませんでした。
そこで、「いきなり高度な自動化はできないけれども、事業やプライベートで自分でやらなくても大丈夫な所を自動化していき、自分の生活を楽にしていくというアイデア自体は素晴らしい」
と感じました。
最初にやったのは、生活の中の小さな自動化
代わりに取り組んだのは、
とてもシンプルな自動化です。
- 観葉植物の水やりの自動化
- エアコンのスイッチの自動化
- カーテンの自動開閉
どれも、
機器を購入して簡単な設定をするだけで導入できます。
技術的な知識はほとんど必要ありませんでした。購入後にわからなかった場所もChatGPTに質問しながら進めれば、問題なく対応できました。
効果は「体感」ではなく「指標」で見ることにした
この段階で意識したのが、
自動化の効果を感覚だけで判断しないことです。
そこで、
ROI(投資対効果)とQOL(生活の質)
という2つの軸で、自動化の効果を見ることにしました。
ChatGPTに、仕事(個人の活動)と本職(夜勤を含むシフト勤務)、さらにプライベートや育児の状況について共有しながら、ChatGPTに
- どれくらい手間が減ったか
- 生活や仕事にどんな影響が出ているか
を判断させて整理しました。
データ上では思った以上に効果が出ていることが分かりました。少なくとも自動化のために購入した機器の値段分はすぐに回収できそうでした。
ただ、この段階では、
正直なところ 生活の実際の感覚としては、ほとんど変化はありませんでした。
「データが出た」から、次の段階に進んだ
体感は薄かったものの、
データとして効果が確認できたため、
自動化をもう一段進めることにしました。
次に取り組んだのが、
仕事で使っているExcelファイルの効率化です。
具体的には、
- 手入力していたファイルへのマクロの導入
- 関数の最適化
を進めました。
この過程で、
「自分でやらなくていい作業」を
意外と多く抱えていたことに気づきました。
ここでも、
どこが課題で、どれくらい効率化できそうかを
ChatGPTと相談しながら判断しています。関数の作成はAIの得意分野なので、プロンプトさえ入力してしまえば、マクロも関数もChatGPTで作成が可能でした。
Excelの自動化で、初めて体感が変わった
Excelの自動化まで進むと、
はっきりと分かる変化がありました。
- 明らかに前よりも作業時間が短くなった
- そもそもExcel作業で、不要な作業をやっていた事がわかった
- 「常に何かに追われている感じ」が少しだけ減った
このあたりから、
自動化は確かに負担を減らしている
と、感覚としても少しずつ分かるようになりました。
生活側と仕事側、別ルートの自動化
自動化は、仕事だけに限りませんでした。
別方向からのアプローチとして、
家事の自動化のために下記の機器を導入しました。
- ロボット掃除機
- 洗濯乾燥機
- 食器洗い機
いずれもよくある手法ですが、
確実に日々の負担を減らしてくれています。
自動化の延長としての「外注化」
さらに、自動化の発展形として、
外注化も取り入れるようになりました。
最初に行ったのは、
- ベビーシッターの活用
- 家事代行の活用
この二つです。いきなり高度な外注はせず、生活に対して忙しくて費用対効果の高いと思える部分から導入をしました。
もちろんベビーシッターや家事代行には継続コストがかかりますし、価格も決して安くはありません。
また、人の手を借りるため、スケジュール調整の手間も必要になります。毎日の利用は難しいです。
それでも、費用対効果が高く、私が忙しくて苦しい、家族に負担がかかっていると感じる場面での大きな助けとなっています。
広い意味では、ベビーシッターや家事代行はお金で時間を買うという意味では、
自動化と同じ役割を果たしていると感じています。
現在の段階と、今後
現在は、インターネットを使った業務のAPI連携を含む、もう一段階上の自動化にも取り組んでいます。
また、外注化の一環として、
- 確定申告の記帳の外注
- ブログのサムネイル作成の外注
なども進めています。これらも外注化を実施するには手間もお金もかかりますが外注化が成功すると、自分の時間が大きく増えて、リターンも大きいと考えています。
自動化で一番大きかったのは「時間」より「負担の減少」
自動化のメリットとして、時短は分かりやすいポイントです。
ただ、個人的にはそれ以上に、
- 自分がやらなければならないタスクが減る
- 常に頭の中にあった「やること」が減る
この効果が大きいと感じています。自分のやらなければならないことで精神的な負担が大きく減るため、心理的に楽になり、日々の生活が楽になると感じています。
1日は24時間しかありません。仕事とプライベートを両立させるためには、
自動化は非常に有用な手法だと、考えています。
補足(このモデルの前提)
- 何でも自動化すればいいわけではない(そもそも全ての自動化は難しくて出来ない)
- いきなり高度な自動化をやる必要はない
- 小さな自動化から始めても問題ない
もし、
「何から自動化すればいいか分からない」場合は、
ChatGPTに聞いてみるのも一つの手だと思います。